U.S.BDG 究極のLPコレクション - ソロ編(2)
13.ROGER HATCHER / R & BETTER (GUINNESS 36033)'77
「WE GONNA MAKE IT」での甲高い声でのディープ唱法が印象的なロジャー・ハッチャーのギネスでの希少アルバム。彼の癖の強い歌声が万人受けするとはとても思えないし、中にもこれといった目玉曲がある訳でもないので、お世辞にも内容的に優れているとは言い難い。
A1は軽快なテンポだけど凡庸なミディアム。A2はまずまず聴き易いスロウだけど、聴き易いという以上の褒め言葉が出てこない。A3は暗めのミディアム。A4も聴き易いスロウで、こちらは幾分キャッチー。ただし奥深い、味わい深いとは言い難い内容。A5は暗いスロウ。
B1はのんびりと牧歌的雰囲気の漂う曲。個人的に肌に合わないけど出来はまずまずかと。B2は大掛かりな雰囲気のスロウでメロディも良いのだけれど、彼の声質が中途半端だからか感動もいま一つで偏差値は58程度。B3はタイトルにカンフーと入っているなりの中華風アップ。B4は暗めのファンキー・インスト。B5はJAMES BROWN風の暑苦しいファンク。なかなか型にはまっていて、これならJB好きな人なら楽しめそう。(偏差値60以上はありません。)
A1 Sleepin' On The Job
A2 You Must Have Come From Heaven
A3 Let Your Love Shine On Me
A4 Daylight Savings Time
A5 I'm A Junkie For Your Love
B1 Your Love Is A Masterpiece
B2 All My Love
B3 Kung Fu And You Too
B4 Struttin'
B5 My Thang