福岡市の中心、天神の元は一等地だった旧岩田屋。
西鉄天神駅が、三越に南下したこともあり、すっかり廃れてしまった感があったこの6年間だが、ようやく、全国でファッションビルを展開する「パルコ」が、全国21店舗目として3月19日にオープンにこぎつけ、久しぶりのにぎわいある街が帰ってきた。
「福岡パルコ」は、2004年に閉店した岩田屋本館のビルを全館改装して、計154のテナントが入り、うち92店が九州初登場だという。
福岡パルコは、年間110億円の売り上げと、アジアからも含め年間1000万人の集客を目指しており、天神のデパートや各商店は、結束して、2011年の「阪急博多」を迎え撃つ体制を固めているようだ。
日本政策投資銀行九州支店が、昨年11月に発表した2011年春の九州新幹線・阪急博多開業の経済効果や影響予測では、阪急博多の年間売り上げ目標400億円を含めて駅ビルの売上高は試算で年間1300億円規模に上る一方、天神地区一帯は約300億円減少するとしている。
天神地区では、パルコの次には、岩田屋本館の横にNTTが11年8月開店目指して商業ビルを建設始めており、 「天神」VS「博多」の商戦は、本格的な臨戦態勢を迎える。
いずれにしても、国民の所得をどう増やすかが、カギなわけで、パイを大きくすることを国家戦略として考えない限り、先の見通しは出てこないですよ。