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カテゴリ:旅、紀行、行きたいところ
今回、山口まで、お米をいただきに来たついでに、どうしても行きたかったのが、東後畑(ひがしうしろばた)の棚田。 山口県油谷(ゆや)町は、平成の大合併で長門市に編入されているが、美しい油谷湾と緑豊かな半島が、市になったって都会化することもなく、日本の原風景を見せてくれるところ。 ここに、「むかつく半島」というのが、本当にある。 漢字は、「向津具」と書いて、「むかつく」と読む。 ここの日本海側の210枚の田んぼが、「日本の棚田百選」の東後畑の棚田。 これまで、私が見てきた棚田は、山間地の棚田で、背景に海が写るようなところはなかった。 ここは、海から急激に山がそびえていて、そこにはいつくばる様な田んぼを、先人たちが切り開いてきているのだ。【写真下は、この棚田のあぜ道。ものすごい坂である】 さすがに「百選」だけあって、毎日のようにカメラマンが訪れるそうで、人によっては、農作業をされている方にむかって「そこじゃま」などという輩がいると言うから驚きだ。 棚田の向こうに、小さく見えるのが、立石観音で、この岩と湾に浮かぶイカ釣り舟の漁火と夕日に染まる棚田の風景が、棚田愛好家から好まれていると言う。 さて、棚田の各所には、ため池もあり【下の写真は最上部の池】、ここを見ても、どんなに苦労してつくったかがわかる。 そして、現に、苦労されている農民のみなさん、お疲れ様です。 同じ、苦労してつくる公共事業ならば、後世まで産業の発展の基盤となり、美しさを保てるような役立つものをつくっていただきたいね、民主党さん。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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