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カテゴリ:旅、紀行、行きたいところ
「海上アルプス」といわれる青海島は、山口県長門市の北側の日本海に浮かぶ周囲約40kmの大きな島。 長門市内の仙崎からは、ブルーのさわやかな欄干に染まっている青海大橋をグッと登れば、心をとりこにする青海島にいける。 空も海も、とにかく青くきれい。 島の北岸は、日本海の荒波を受けて、浸食された奇岩が並び立ち、断崖絶壁や洞穴、洞門、男根の姿の石柱など、自然が作り上げた景観を楽しめる。 写真の「カモメ岩」は、形がカモメだからではなく、カモメがよく飛来するからというわけだが、周辺の岩々を見下ろしているかのように立っている。 右側のいくつかの岩を「十六羅漢」というそうで、海の中に多くの仏像が立っているように見えるそうだが、思い込んでもそうは見えなかった。 下の写真は、青海大橋から仙崎を望んだもの。 この島には、ナツミカン原樹青海島の大日比地区にはナツミカンの原樹【下の写真】がある。 これは江戸時代に、当地に住む西本さんが、漂着した柑橘の種を自宅の庭に植えたもので、以後各地に広まった。 それがいまでも現存し、実をならせている。 すごい! 実は、山口県のガードレールが黄色なのは、この名産の夏みかんに由来するそうで、山口県民は、全国のガードレールは黄色だと思ってて、他県に出てびっくるするとな。 でも、安全対策からすれば、こっちのほうがよさそうね。 さて、この島の一番奥にあるのが、通(かよい)という村で、現在は長門市。 ここで、捕鯨が始まったのは、今から300年以上前のこと。 日本でも、北欧でも、捕鯨は昔からの伝統産業。 食文化としても、かつては日本人の主要なたんぱく源だった。 私も、毎週日曜日の昼ごはんは、塩鯨を焼いて、冷や飯と一緒に食べていたことを思い出す。 これが辛いのなんのって、一口で、お茶碗一杯のご飯が食べれるほど。 でも、一時的には日本も鯨を獲りすぎたんだよね。 だから、世界中の鯨の種類ごとの頭数を掌握して、世界的なルールを決めていけば、鯨さんの中で頭数の多すぎるものを捕鯨するとか、それを人類に役立てるとかは、大いにやっていいと思うけどね。 実際、対馬沖では、博多発プサン行きの高速船が、たびたびクジラに衝突して、大きな事故となっている。 漁業関係者のなかには、商業捕鯨の禁止から20年がたち、日本近海でクジラが増えているという指摘もある。 南極では、ミンククジラが急増して、逆に、シロナガスクジラの頭数回復の障害になっているそうだ。 これらについても、科学的な調査が必要だ。 いずれにしても、ヒステリックな議論をせずに、冷静に、総合的に、この問題の対応を政府には求めたい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年08月24日 18時35分50秒
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