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カテゴリ:論理的思考・・・学習論理語・教育基本語い
さて、ここでは、使わせてみるのですが、どのようにして使わせるのか、それが、課題ですね。
今までの考えによるやり方は、 「この漢字をの読み意味は、学習したからこれで使えるようになるだろう」 と、言って、その後は、子どもにまかせてたのでした。 しかし、これでは、かなり、不十分であることが分かっています。 そこで、僕らが、考え出したのは、 1セット5過程 による漢字指導でした。その5過程目が、本日のテーマです。 5過程目は、文作りとその発表です。 それは、まず、学習した抽象語を使って、とにかく文を作ってみることです。 この文を作る中で、1セット5過程の4過程まで学習した事を総動員して考え、文を作ります。 この文作りの中には、そのような既学習の復習・まとめ・整理などがあるのですね。 次は、その作った文をみんなの中で、発表です。 どきどきです。合っているかどうか、仲間との確認だからです。 間違っている場合は、訂正です。この間違いの発表からも学びます。間違った使い方、正しい使方の学習と確認が出来るからです。 このようにして、35人の学級では、35通りの発表があります。 その35人の発表は、それぞれ、その抽象語が使われている状況が違います。 このこてで、その抽象語のコトバの概念は、子どもの中に豊かになっていきます。 漢字ドリルで機械的な書きばかりしていると、子どもによっては、漢字嫌いになってしまいます。それが、国語科嫌いにならないとも限りません。 ここには、豊かさがあまり無いから、おもしろくないのでしょうね。 さて、本題に戻ります。 文作りの発表が終わったら、今度は、それを積極的に使ってみることです。 日常化するということです。 先生・学校などの語は、日常化しているから意味も分かり、使えるのですね。 抽象語も日常化を意識的に使ってみることです。 僕は、学習論理語は、教室に常掲しておきました。(それは、80前後です。) それだけでも、目に触れます。 そして、それを意識的に使うようにしまいた。 子育ての中で、いつまでも赤ちゃんコトバではなく、 「発達に合ったコトバ使った方がいい」 と言われてきました。 これは、抽象語の学習にも、あてはまりますね。 このことは、ご家庭でもそうだと思います。学習論理語彙(教育基本語彙)を子どもの様子を見ながら、使ってみることですね。 それで、分からなければ、子どもが、反応を示します。 その様子で、こちらが、対応していけばいいのではないでしょか。 下記の漢字ドリルは、この1セット5過程で漢字学習できるようにしたものです。 残念ですが、市販されてません。 それと2年生は、絶版です。来年、4月に改訂版が出る予定です。 『漢字プリント』(日本教育出版サ-ビス) 1年・1600円、3~6年・1700円。 ご注文は、TEL 03 3876 3356へ。 下町人間総合研究所 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。 「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。しかし、まだまだ、十分とはいえません。皆さんで、豊かにして欲しいです。 絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。 ブログランキングに参加しています。クリックすると点数に加算されます。よろしかったら、クリックを。
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