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カテゴリ:算数・数学・理科
『新学力への挑戦』(仲本正夫著・かもがわ出版)で、生徒の 中里百合子さんは、卒業論文で、仲本先生に会うまでは、「数学大嫌いの地獄」だったと、書いています。この事を、再度書きます。
このような中里さんの叫び「は、 漢字嫌いの地獄 国語嫌いの地獄 体育嫌いの地獄 ・・・・・・ ・・・・・・・として、日本の多くの子どもたちの中にあるのではないだろうか。 子どもが人を殺すというような問題、このこともこの地獄との関連で、考えなければならない時に来ているように思えます。 これは、教育と人格発達の関係の課題でもあると思います。義務教育(普通教育)ガ、検討を迫られている緊急の課題であると思います。 中里さんは、『新学力への挑戦』の(卒業論文・『私の数学12年』で、次のように振り返っています。 1 小学校時代・・・算数大好きから始まったが、徐々に普通に 2 中学時代・・・・思い出すのもいやな真っ暗のものでした 3 高校時代・・・・高校1ねん、この1年で私の数学に対する見方は180度かわった そして、最後に「・・・今、私がこんなに数学が好きになれたのはみんな 先生のお陰です。先生は、私にとって、数学の神様です。ピタゴラス、・・・中略・・・・ニュウートンもよりも先生は、私は、先生の方が天才だと思います。」と、お礼を記しています。 ここに数学教育を通した人格発達の教育を見たと思いました。 『学力への挑戦』の時には、たしか、中学時代、数学が1~2の成績の子達が入学した学校だったと思いました。 その後のこの実践も、多分、中学時代に数学優秀という子ばかりが集まった高校ではない学校からの実践報告だと思います。 あとがきの中で、 <・・・・高校生たちは、計算だけの数学の古い世界を大きく突き破って、人類の長い間の苦闘をつつみこんだ文化としての数学に目を開き、驚くほどの興味や関心をもち、・・・・・中略・・・・・・・、人類の文化というものを、生みの苦しみを理解して受け取り、さらに、バトンタッチしていく歴史のリレ-ランナアーの位置において見ることができるようになり始めている。> とある。 その中の実践の一つ、因数分解。 図を描き、色を塗って、全ての生徒に分かるように指導している。下記。 折り紙因数分解―胸におちるようにわかるということ 僕の所に遊びに来た入学、最難関と言われる法学部の学生が、このやり方の絵を見せると、数学は、「解ければいいで、やってきたが、これだとおもしろくわかる。」と言っていました。 ・・・・・・・・・・・・・ ランキングに参加しています。 よろしかったらくりっくをお願いします。 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。 「1セット5過程」について触れ、文作りの実践も載せています。しかし、まだまだ、十分とはいえません。皆さんで、豊かにして欲しいです。 絵をクリックしますと、本の概略が分かります。そして、楽天での購入の仕方も分かります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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