|
カテゴリ:・漢字指導
これから数回、中学(小学校中学年・高学年)の漢字指導について書きます。
お読み下さって、コメント・ご質問など、これまでと同じように、 いただければあり難いです。 タイトルに「小学校中学年・高学年」と入れたのは、 基本的には、中学校の漢字指導は、「小学校中学年・高学年と指導の重点が同じだからです。 その重点は、松、杉、桜、竹、皿などの具体語を指導の重点とすることではなく、 理論、原因、操作などの抽象語・概念語を指導することにおいてです。 松などの具体語は、目で見えたりして、その意味がすぐ分かるので、 子どもは身に付けやすいのですが、 抽象語は、見えたりしないコトバで、 頭の中で考えたりするコトバで、 具体的ではないので、指導の工夫がいっそう必要です。 この抽象語・概念語は、 9歳の壁を乗り越える 、論理的の思考力を養う上で身に付けなくてはならない言葉です。 * なお、このブログ、僕個人の考え・研究だけを書いているのではなく、 国字研(漢字指導法研究会)・表教研(表現よみ総合法教育研究会) の考えやそこで学んだ事を書いています。 さて、中学の漢字指導というと、 読みと意味をさっと教師が話して、テスト。 というのが、一般的ではないでしょうか。 これを、指導というには、あまりにもお粗末です。 このやり方が、日本の漢字指導で、ずっと、やられてきたのですね。 これを何とかして、授業にのせたい と考えるT大出身の国語科教師が研究会にいました。 僕より・・歳、若い方です。 実は、彼が、4月8日(土)の研究会で 中学校の漢字指導の提案をしてくれたのです。 中学校の漢字の授業について、 このように組織的に取り上げ、研究がされたのは、始めてではないかと思います。 我が研究会でも、初めてなのです。 その報告は、僕が今まで、このブログで何度も書いて着ました 「1セット5過程」に基づくものでした。 それの概略を下記に記しますね。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 指導漢字・・・「違」 1 訓読みと音読みについての指導 ・・・・・・例文で 例文 駅までの道を間違える 交通違反をしてはいけません。 2 意味 訓読みをすると大体の意味が分かる事を指導する。 3 手首化のための指導(筆順) 4 字形で気がついた事の発表と話し合い 5 「違」を使った、2文節のコトバを発表と話し合い 6 「違」を使って文を作リ、発表・話し合い ・・・・・・・・・・・・・・ 以上、お読みになって、 小学校の『1セット5過程』と殆ど、同じだ度思われたでしょう。 そうなのですね。 しかし、中学の指導ですから、 その発達段階、国語科という教科の置かれた状況にあった指導が必要ですね。 その事を巡って、2時間、話し合いがされました。 その事を次回、ご報告いたします。 なお、この研究会に参加、ご希望の方は、申し出てください。 このブログ、応援してくださる方は、 下の2つのマークをクリックして戴けるとうれしいです。 人気blogランキングへ 下記の本は、このような考えで、僕等がまとめたものです。 絵をクリックしますと、本の概略が分かります。 そして、楽天での購入の仕方も分かります。 尚、本書は、1~6年まで、各学年あります。 下記の本は、 僕等ガ20年以上(児言研を入れると50余年)にわたって研究した 漢字教育のあるべき姿と実践 の提案です。 「1セット5過程」・「文作り」・「手首化」 の実践も載せています。 しかし、まだまだ、十分とは言えません。 皆さんで、豊かにして欲しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[・漢字指導] カテゴリの最新記事
|