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カテゴリ:・・・筆順
「今の1・2年生には、ひらがな・カタカナの筆順が
めちゃくちゃな子が多いのよ。」と言ったのは、 1・2年生の学年の子ども8クラスの作文指導をしていた研究会の仲間の教師でした。 この教師は、もう、怒って言っていました。 この方は、定年退職をし、嘱託になり、 それで、低学年の作文の指導を専門にしていたのです。 在職中から国語科の研究を中心にしている方でした。 これは、僕が、 「漢字の筆順の事をブログで書いているのだけれど、 子どもも大人も混乱がある事が、分かった。 何とか、手を打たなければ・・・・。」 と話した中でのことです。 この教師は、つづけて、 「漢字の書き順の間違いならまだ許せるが、ひらがなの書き順は、・・・・・・」 と、真剣に訴えて来ました。 こんなことが、起こっているのですね。 このようなことになるだろうとは、 現在の学習指導要領に変わった時、 予想をし、声も上げました。 現在の学習指導要領は、その前の指導要領に比べて 約学年、1学年分の指導時間が、削減されているのですから。 この1年分というのは、大きいですよ。 とにかく、はしょらなくては、間に合わないのです。 この事は、経験した人でない方には、分かってもらうのは、 先ず、無理のようですが・・・・。 はしょられて、困るのは、子どもです。 それに、教師です。 子どもが、分かったという授業をして、教師は満たされるのですからね。 このことは、また、後日、詳しく書きますね。 いじめのことなどもここから 根本的に考えたいですね。 さて、漢字の書き順。 その『必』という字の書き順について考えて見ましょう。 下記は、文部省の『筆順指導の手引き』の部分拡大す。 『必』の筆順はいろいろあるが・・・・・・ と、書かれていますね。 確かに、いろいろあるのですね。 その中で、手引きでは、イを採用すると 言っているのですね。 このようなことがあるので、その他のロとハは、 誤りとするものではないと、 前書きで言っているのですね。 これが、前書きです。 それでは、どうして、このようなことが、 起こっているのか、考えて見たいです。 その事を、下記の論文が書いています。 この手引きは、文部省の役人が、 さる書家に頼んで書いてもらい、それを下に 『筆順指導の手引き』を出版した。 これは、私的な出版物だったのではないかというのです。 ここでは、藤堂氏は、 「同じ形は同じ順で」 と主張しています。 そこで、『必』については、『心』を先に書けば良いのだ。 と、言っているのですね。 このようなことから、漢字の書き順は、 「従来行われてきたものを誤りとするものではない。」 と言う、前書きが出てきたのですね。 この前書き、僕は、文部省のものですが、 非常にありがたいと思っています。 その事は、次回、書きますね。 本日のブログの内容、参考になったと思われた方は、 下のマーク、クリックをして戴けるとうれしいです。 一日、1クリック、有効ですよ。 このクリック、日本の教育の前途に結構、影響しているようですよ。 もう、1つ、あるのですが。 人気blogランキングへ
このような問題は、緊急の課題です。 昭和33年に文部省は『漢字指導の手引き』を を出していますが、このような方針を 改めてお出しくださるよう、お願い致します。 昭和33年から、歳月が経ち、教育関係機関・学校など で、この方針を知らない方たちが、殆どです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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