「私も、教師と呼ばれ得る立場に立ちなり、大學で地方自治を教えています。
授業を行う為には、何より、準備が大切です。
1時間半の授業の為に、丸一日、調べものをする準備に費やす事もあります。
準備が不十分な授業は、学生が不満を抱くにとどまらず、教える側の私にとっても、
不満感が残るものです。・・・中略・・・
教師という仕事は、忙しいと言われています。
確かにその通りだと思います。
授業への準備に充てる時間を確保する事がとても難しい状況にあるようです。」
上記は、昨日の片山 善博氏の主張の引用です。
http://plaza.rakuten.co.jp/zyx1830/diary/200711290000/
新卒の時、教科書をドンドン進めて行ってしまって、隣のベテランの先生に、
「まだ、そんなところを教えているのですか?」と言った事があります。
授業って、書いてある事を、ただ、伝えるだけなら、
ドンドン進められるのですね。
隣の先生の授業を見に行きました。
子どもが、楽しく、興味を持って、分かるように教えていました。
そして、低学年でしたから、全てが100点でした。
「え?、みんな100点ではないですか。」
と言うと、
「低学年は、それが当たり前ですよ。」
と、ポンと言われ、返すことばが、ありませんでした。
このような事があってから、今日(さん)は、
(分かるように教えなければ教育ではないぞ。)
と、考え出したのですよ。
例えば漢字指導。
読みと意味と書き方を教えて、後は、テスト。
とうようなやり方を始めは、今日(さん)は、やっていました。
でもこれでは、力が着かないことが、分かってきて、
20数年仲間と研究してきました。
力が、着かない事、これは、下の調査で出ています。
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この文図は、
漢字の書きの実態調査(国立国語研究所・文化庁)
を僕等が文図で表したものです。
学力テストで、漢字力を調べると言って、それをしましたが、
教育漢字・1006字の漢字、全ての調査をしないと、それは、出てきませんね。
(今回の学力テストでは、教育漢字・数10字の調査です。)
上記の図は、1006字、全ての漢字の調査です。
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上のような実態が、授業をしていて、
子どもに出ているので、研究を始めたのです。
官制・民間問わず、公開授業を10数回してきました。
研究の師は、大久保忠利・大久保愛氏です。
忠利氏は、元・都立大教授・言語学者・表現よみの提唱者、
愛氏は、国立国語研究所の名誉所員です。
この研究の中で、子どもが、喜んで漢字学習をし、力が着くことが
見つかってきました。
でも、まだまだ、研究の途中です。
読解力の低下。この問題にも取り組みました。
それには、表現よみ(音読。朗読)の導入が効果的ではないかと、
考えてその研究も20数年してきました。
この研究で、「たんに声に出して読めばよい」
というのではなく、理解して、音声化が読解を深め
(音声化が理解を深めるの道もあります)、
表現よみも楽しくなり、よくなるという理論をまとめました。
* この講座が、大學では、めったにないのですね。
そこで、山内 雅人・声優(吹き替えの持ち役はモンゴメリー・クリフトとタイロン・パワー)、大久保忠利(元・都立大教授・言語学者・表現よみの提唱者)に直接、付いて
指導を受けてきました。
このような研究には、時間が、必要です。
ところが、時間が、無いのですね。
教育行政のトップは、この事をわきまえて欲しいですね。
最下欄にご紹介したブログは、そのトップの責任も
言及しているのではないでしょうか。
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