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カテゴリ:論理的思考・・・学習論理語・教育基本語い
抽象の指導について、前回、考え合いました。 本日は、『抽象』の対義語である具体の指導について考えます。 この具体も、大人になると毎日,使う漢字語ですね。 中学生あたりから、頻繁に使われますね。 この指導ですが、まず、『具』について、見てみましょう。 (例解 学習漢字辞典 藤堂明保編 小学館) この具は、3年生の学習漢字なのですね。 3年生では、 雨具・家具・器具・教具・工具・文房具・・・・・・など、 『道具』の意味で指導がされるでしょうね。 これが、3年生の発達段階に相応しい指導内容ですからね。 ところが、この具には、上記の成り立ちのところに、書いてありますように 『そろえる』 『ひとそろい』 という意味があるのですね。 この意味が、『具体』に使われているのですね。 次に、具体の『体』について、見てみましょう。 (例解 学習漢字辞典 藤堂明保編 小学館) この体は、2年生の新出漢字です。 2年生では、体育・体操・体重・体力・・・・・ などのからだの意味で、 指導されるでしょう。 ところがこの体には、からだだけではなく、 上記のようにたくさんの意味がありますね。 その中のかたちが、 『具体』の『体』として使われているようですね。 この具体は、高学年になって、読み替え漢字して出てくるのですね。 ですから、読み替え漢字として出てきた時、 上のように辞書に 戻って、しっかり指導する事が、大切なのですね。 ところが、それが、十分できてないのが、現状です。 ですから、漢字の書きのみに時間を割くのではなく、 このことにも時間をかけたいですね。 *このような学習論理語は、下記のようにあります。 この学習論理語は、70語程です。 『たのしく学ぼう漢字』(ルックより) * この学習論理語ということに着目したのは、武部優子さん(元・東京の私立学校長)です。 30歳前後のことだそうです。 子どもを良く見ていて、 子ども使う言語の分類・分析・総合の活動を丁寧にしてたのですね。 これがこれからの学習の上で、 どうしても、必要なものですから、きちんと手首化させたいですね。 その為に、1日、一つを取り上げて、1セット5過程で指導したいですね。 高学年になろると、このような学習論理語が、ドンドン出てきます。 話・文章などでいくつか出てくると お手上げにならないようにしっかり指導をしたいですね。 上記のことは、指導要領に対する意見です。 このような視点からの漢字指導は、同然、品川区のような漢字指導とは、 違ってきますね。 ご面倒でしょうが、 下のマークの応援クリックして下さると、うれしいです。 下記の本は、漢字教育のあるべき姿と実践を載せています。上の意見を詳しく書いています。 * こちらは、1字・1字の指導の練習帖です。 1セット5過程に基づいた展開になっています。 1~6年生まで揃っています。
September 4, 2005
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