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カテゴリ:学力向上対策
40過ぎて、日本歌曲が、好きで好きで、たまらなくなりました。(中学の時は、音楽で「浜辺の歌」・「この道」などをうたっている時は、後ろの席で、おしゃべりをしていました。) 正式に先生の所に習いに行きました。最初、歌詞を、覚えるのが大変でした。慣れて、くると、ラクに・簡単に頭に入っていました。 この暗唱・暗記・記憶について考えてみたいと思います。よろしくお願いいたします。 はじめは、ニワトリの水のみと同じように、歌詞を見て、頭に入れて、上を向いて、歌詞をとなえていました。 この道は いつか来た道 ああ そうだよ あかしあの 花がさいてる これが、なかなか、覚えられなかったのです。歌うには、本を見ていたら、心情のこもった歌は、歌えませんから、歌詞を見ないでも歌えるようにしておかなくてはならないのです。 それで、ニワトリの「水のみ式暗記」をしたのですが、繰り返しても、覚えられなくて、苦しかった記憶があります。(ニワトリは、水をくちばしで汲み、頭をあげてお腹に流し込み、水を飲みます。)
苦労を、1~2週間したでしょうか。 そのうちに、 「この道」と、読んだ時に、僕が育った時に通った道が浮かんできたのです。 「いつか きたみち」で、その道を歩いているイメージ(表象)が、浮かんでくるようになりました。 「ああ そうようだよ」で、そのことを思い出している自分になっていました。 「あかしあの 花がさいてる」で、アカシアの花を見ている自分になっていました。
こうして、イメージを浮かべて、詩を読解すると、以前、暗記・記憶で苦労したことは、何処へやら、歌詞の暗記は、ラクになり、楽しくなりました。
こうして、10数年たち、小さいコンサートで10曲ほど、歌うことがありました。でも、その時も、その詩がイメージとして浮かんでくるので、歌詞はちゃんと出てきます。 ですから、やっぱり、記憶は、読解によるイメージ化(表象化)が、基本なのだと、思っている今日さんです。皆様は、いかがですか。体験をお聞かせください。 *** これは、下記の算数・数学の学習と共通するところがあるのではないでしょうか。 どんぐり問題/あっきいの法則 http://plaza.rakuten.co.jp/tenhaha/diary/200901300000/
楽しい関数の授業風景 かけ算わり算から微分積分へ(その9) http://plaza.rakuten.co.jp/nakamoto1236/diary/200901200000/
ですから、下記のようなことには、首をかしげたくなります。 ・・・・・・・・・・ 「論語」を小学1年生から指導している東京都の区が、あります。世田谷区です。 <東京都世田谷区では、小学校1年から上記のような漢詩を『日本語』科を設置して 上記が、小学校1年生の教科書の一部です。
また、東京の別の学校では、 小学校の4年生・・・・枕の草紙・論語・徒然草 5年生・・・・奥の細道・平家物語・方丈記・伊勢物語・源氏物語・漢詩 6年生・・・・方丈記・伊勢物語 などの音読指導を取り入れれる計画を立てた学校があります。 今度の指導要領の改訂の前に中教審は、言語の教育を重視してきました。 これは、重要なことで、前進です。 ですが、その中に古典などの暗唱・音読も盛り込ました。 けれども、この言語の教育と古典などの音読・暗唱は、どうみても、 言語の教育とそのつながりが感られない今日さんです。 これは、読み取り・イメージ化(表象化)が、できないから、無理な暗唱になってしまうのではないでしょうか。 このようなことからしても、学力テストの向上のために大阪府では、「漢字は、暗記が一番」と言って、そのことを学校に持ち込んでいますが、疑問です。 この記事に対するコメントなどお寄せください。 また、下記の応援マークをクリックしてして下さるとうれしいでうす。
上記は、下記の研究会で報告されたものです。研究会の出版物のご紹介もしておきました。 表現よみ総合法教育研究会 http://hyoukyouken.gooside.com/ これは、4年生です。『ごんぎつね』などの教材研究・指導計画・指導案・実践記録を載せました。東京都日野市立南平小学校4年生の表現よみとその指導者・田村 操さん朗読がCDで、入っています。この本は、楽天以外では、下記でも、ネットで購入できます。 books or.jp 書籍ドットコム セブン アンド ワイ ルック(楽天ブックス) 紀伊国屋書店 book web Syodana.jp Amazon.co.jp お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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