サンセットヒルの愉快な仲間

2023/11/17(金)23:42

(続)人の一生は重荷を背負うて遠き道を行くがごとし、(^^)

人生いろいろ(53)

私の家は太平洋戦争以前は豊かだったようですが、敗戦後は私が幼き頃より貧乏暮らしで、成人してからも貧乏は続き、免許を取り周りの仲間が新車を買えるようになっても私は中古車しか乗れず。 前回のブログの続きで、私が駆け落ちしていた数年の間に実家の私の父親は高利に手を出し、雪だるまに膨らんだ借金は数千万に上り、家屋敷は抵当権が付き破産寸前に追い込まれていました。 彼女との辛く切ない別れの後に私は家に戻り、弁護士を入れて一か八かの先が見えない再建に取り組むことになりますが、時代はバブルの走りの幸運も重なり20年かけて借金を返済し終えました。 借金の返済の先が見えてきた時の私は既に45歳となっていまして、先が見えてきたとは言えど現金の蓄えは少なく、住居は私で4代目となる建ててから100年の超おんぼろ住まい。 再婚のチャンスは幾度もあり悩みましたが、私の年齢と、そんな経済状況下で結婚して子供を産んでと考えた時、私には結婚に踏み切ることはできず、自由気ままな生き方を選びました。 その後は射撃に夢中になり毎晩の夜遊び三昧、モータースポーツにも夢中になり、母親があきれて私に忠告するも、私は、どうせ一度はすべて失う寸前までいった我が家ではないか、破産するほど遊びはしないから心配するなよと...、まあ自分勝手な言い分ですが我ながらよく遊びました。 そんなこんなを繰り返して遊んでいると、世の中の景気がだんだんとおかしくなっていき、バブルがはじけて私の稼業の売り上げも減っていき、従業員も解雇して私一人での事業に先細って行きます。 夜遊びは辞めて射撃の回数も年間2000発程度に大きく減らし、モータースポーツも撤退し、自業自得極まりで、一人わびしく淡々と仕事をせざるを得なくなっていきます。 そして最後の同居親族だったお袋が82歳で亡くなり、住まいと事業所含めて300坪の敷地内には、私と愛犬のギンタと迷いネコのミーコしかいない、独居老人の一人暮らしが始まります。 私は、当然覚悟していた状況が来ただけですし、仲間には恵まれていましたから、仕事をしながら淡々と貧乏生活を過ごしていると、 なんと!、私の土地に県道の拡副事業による土地買収の話が持ち上がりました。 これは我が人生初めてのラッキー、貧乏と人生の不運に耐えて、ただひたすら働き続けてきた我が波乱万丈の人生に於いて、初めてのラッキーチャンスが訪れました。 私も死ぬまでに一度は新築の家に住みたいとの、はかない望みを持っていましたから、このチャンスはまさにラッキーそのものでした。 現金で持っていて老後資金に回すか、新居を建てるかで迷いましたが、一人住まいを念頭に置いてのささやかな平屋の住居を建てることにしました。 新築の住居一軒分の金額などは簡単に遊んでしまいましたから、まじめに貯金していれば家の一軒位は建てられましたが、親不孝の私は亡くなったお袋に新築の家に住まわせることはできませんでした。 しかし、新築の家に済むことはできても、その後に我が事業は過当競争下に巻き込まれて、毎年連続で売り上げが落ち込んでいきます。 それでも、貯えは少ないですが年金と合わせれば食べていくことだけはできます。 来年からは射撃の回数を大幅に減らして、釣り主体にせざるを得ないかと考えていましたところ、 なんと!、ここへきて、またまたラッキーな話が飛び込んできました。 私の事業敷地を建物含めて4000万で買い取るとの話が舞い込み、この買い取り先は日本の一流企業です。 当然4000万の収入に所得税がかかりますが、今の私の自己資金と年金にプラスしてこの売買代金が入れば、今68歳の私の年齢に照らしてみた場合は老後の心配は全くなくなると言ってもよいでしょう。 4000万での売却か、土地の賃貸も可能との話で、全く持って条件が良すぎて迷いましたが、 昨日の夕方、私の事務所にて毎月の地代契約で契約が成立しました。 今年の7月に、これからの老後を考えて思い切って購入した私の隣接地50坪ですが、これほど早い時点で役に立つとは...。 今回の契約は日本の一流企業との契約ですので、まず反故になることは考えられないと思っています。 今回契約が成立した私の事業所の土地の測量等は、昨晩の契約時に同行した設計事務所担当者に、私の従弟が測量士の資格を持っていて、私が以前に測量の見積もりを頼んだ時、私が知る限りでは圧倒的廉価の見積もりでしたと話したところ、本日この設計事務所より電話が入り、私の従弟の測量士にお願いしたいとなり、来週9日の水曜日に、この設計担当者と私の従弟の測量士が来社し打ち合わせをすることになりました。 私の従弟の測量士は晋ちゃんのハンドルネームでフェイスブックを使用しています。 晋ちゃん、私の人生は、私の至らないところもあり本当に波乱万丈の人生でしたが、私なりに上手に乗り切ってこられたのではと思っています。 40年前のその節は、シンちゃんにも危険な仕事の手伝いもしていただきましたが、今回の件をもって、私の老後人生も何とかなりそうな雰囲気になってきました。 来週の9日の水曜日に、設計事務所の担当者と私の事業所に来られる予定との事で、私もも時間を空けておきますので宜しくお願いします。

続きを読む

このブログでよく読まれている記事

もっと見る

総合記事ランキング

もっと見る