サンセットヒルの愉快な仲間

2019/11/28(木)08:58

簡単に見えても難儀なエアーライフルの弾道(^^)

クレー射撃.エアーライフル./実猟.猟犬&ナイフ(236)

ここ数日の悪天候のせいか、本日午前中、お客様の出張修理に行く途中の畑に多数のカラスが群がっていました。 作業を終えて帰宅し昼食の後、午後より仕事の予定はなし、成田へ行くか、それともカラス撃ちにいくか...。 のんびりと昼食をとり、午後3時ごろプレチャージ空気銃を取り出しカラス撃ちにい行くことに。 午前中にカラスがいた場所とは別の場所ですが、ここでも、連日の雨模様のせいか畑に多数のカラスが悠々と群がっています。 カラスの群れから150mほど離れた場所に車を止めて、プレチャージエアーライフルを持ち、物陰伝いに50~60mほどに距離を詰めると、カラスは警戒する様子もなく、スコープの照準を合わせ引き金を落とすと、今猟期初のカラスのクリーンキルです。 私は有害鳥獣駆除許可もあり、今年の春の駆除早朝2時間限定で参加した4日間の駆除カラスは6羽でしたが、エアーライフルの難しいところは、弾道をいかに頭に叩き込むかにかかっているわけで、 私の所持しているプレチャージ銃の場合は、銃身の中心点とスコープの中心点の距離が40mmですから、例えで、弾が光線と同じにまっすぐ飛べば、どこまで行ってもスコープとの差は40mmで、狙いの修正は常に40mmとなり簡単ですが、物理学的に見て、そうは問屋が卸しません。 現実は、発射された弾丸は地球の重力の関係で必ず放物線弾道を描くことになり、風が強ければその影響もうけ、無風で弾がほぼまっすぐ飛ぶ距離は、プレチャージエアーライフルの200~160気圧の場合で≒20~30mで、その距離を超えた弾道は飛距離を増すごとに降下していきます。 スコープと銃身の中心点差40mmの場合、0点を10mで合わせると、スコープで狙った点に銃口は10メートルの距離で4㎝上を向いていることになりますが、この理屈が分かっていないとどうにもなりません。 私のプレチャージ銃ですが、200~160気圧で0点10m照準の場合、ほぼ30m近辺までは弾道差が少なく飛びますから、狙点10メートル以内の場合は、手前に来るほど獲物の上を撃たねばならず、10メートルを超えて20~40mの狙点では弾道が狙いより上に行くために獲物の下を撃たなければ当たらずとなり、≒50m近くで弾道降下により再び狙点0になります。 当然、50メートル≒0点を超えた獲物を狙うにおいては、60、70、80、90、100m以上と、距離を増すごとに弾道降下して難しくなり、距離ごとの自分の銃の正確な弾道を理解していなければ当たらないとなるわけです。 しかし、プレチャージエアーライフルを所持するにあたって、これ等の初歩の理屈が分かっていないハンターがいることも現実で、現に、今年の有害駆除の時に、エアーライフルが当たらないと言っていたハンターに、私がこの理屈を言うと、理解できていないようでした。 地球の重力と空気抵抗の影響による弾道の理屈を知らず、発射された弾は相当な距離を直進して飛ぶと思い込んでいるのでしょうね。

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