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カテゴリ:シネマ
◆日日是好日◆
2024年4月29日 NHK-BSにて放映 日日是好日は「にちにちこれこうにち」と読むのが一応正しいとされていいる。意味は簡単に言うと「毎日毎日が素晴らしい」。本作は森下典子による自伝エッセイ『日日是好日ー「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』が原作。四季折々の風情が織り込まれたヒューマンドラマ。 主演の黒木華が演じるのは典子で、女子大生の時から始めた茶道を通して先々の人生で大切なものに気づいていく。 典子は両親(父親を演じてるのは鶴見慎吾)と弟の4人暮らし。地方から出てきて大学に通ってる従姉の多部未華子/美智子がしょっちゅう遊びに来る。その時母親から茶道を始めてみないかと言われて、典子は乗り気ではないが、美知子はやってみたいと言い出す。すると「タダモノ」ではないという噂の茶道の先生・武田のおばさんを紹介すると~ 鎌倉の自宅で茶道教室を開いてる先生の武田のおばさんを樹木希林~樹木希林は本作の公開前に亡くなってしまった。 典子と美智子は先生から茶道のいろはから教わっていく。二人とも覚えることはいっぱいだが、続けていこうと話し合う。 先生の茶室には「日日是好日」の額が掲げられてる。典子はやや理屈っぽい性格で割り切りが悪い。美智子はあっけらかんとしていて、どんどん前向きに思ったことをすすめていく。 美知子は卒業後に商社への就職を決めた。そしてお茶は大学生の時までと決めてる。一方典子は就職も決めずに出版社でアルバイトを続ける。一応物書きを目指してるのだが~ 大寒の日に使用する器を先生が出して~豚ですか?なにを言ってるの!犬ですよと~その歳の干支の器を使うのよと~すると典子がじゃあこの器を使うのはあと2回か3回ですねと~ 2年、3年と典子が続けていくと、後輩たちが教室に入ってくる。女子高生のひとみの役を乃木坂46の山本美月~先生から素質があるといきなり褒められる。 一方、典子は柄杓の持ち方が不細工だと言われ、何年も続けているんだから自分なりにいろいろ工夫してよくしていかないといけないと指摘される。 久し振りに会った典子と美智子~美知子は会社を辞めると決めたと~そして実家に帰って見合いして結婚すると~そしてしばらくしたら開業医と結婚する。やがて子も生まれる。一方、典子はずっと出版社でのアルバイトのまま~ 典子は30歳を機に両親から離れて一人暮らしを始める。そして改めて出版社の入社試験を受けることを決めた。試験前日落ち着かずに先生のところへ行って、達磨の掛け軸を見つめて心を落ち着かせる。しかし試験には落ちてしまった。その後はフリーライターという形で仕事は続ける。もちろんお茶も続ける。付き合ってた彼氏に裏切られて失恋もする。それでも季節は移ろい、お茶も続けていく。 気が付けばお茶を始めて30年が経っていた。春がきて大好きな父が倒れた。桜が散る頃に父が逝ってしまった。先生と二人で泣いた。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.01 18:54:25
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