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カテゴリ:シネマ
◆やさしい女◆
2024年5月25日 BS松竹東急にて放映 ドストエフスキーの短編小説を翻案し、舞台をロシアからフランス・パリに置き換えて映画化された。ドミニク・サンダが当時17歳で銀幕デビューした作品でもある。彼女はその後、日本でも人気を集め、「ロードショー」「スクリーン」などの映画雑誌の表紙を飾った。 映画の冒頭、飛び降り自殺したと思われる女性の遺体。その後、遺体が部屋へ運ばれ、そこにいる男が彼女との出会いからの思い出を語ることで物語が始まる。 ドミニク・サンダ/若い女(15歳の設定)が質屋にやって来た。古いカメラを出した。店主は素晴らしいカメラだと言ったが、女はなにも言わずカメラを引き取って帰った。そして次にやって来た時はあまり価値のないパイプを差し出した。店主は特別だと言って高く引き取った。女が3度目に来た時ようやく話した。キリスト像を男に差し出した。店主は十字架を天秤に乗せて測って金を渡した。女は両親を亡くし、親せきの家でこき使われ、今は大学に通ってて金に困る苦学生。 ギイ・フライジャン/質屋を営む男はパリ大学の前で女が出て来るのを待った。そして女を自分の車に乗せて公園へ~その場で求婚した。女は戸惑ったが、男はさらに押した。そして二人は結婚した。 女はおそらく大学を辞めたようで、質屋の店先に立って男と一緒に働いた。そして二人はドライブに出掛けたり、映画に出掛けたり、芝居に出掛けたり~夫婦仲はいい感じのようで~ 女は老女が差し出したカメオにとんでもない高値をつけて金を渡したり、若い男の客と親密に話したり~そのことで少しずつ夫婦間に亀裂が生じてくる。そして男は女の浮気を疑い始めて、若い男の住所までつきとめて調べに行く。そんな男に対して女は無断でしょっちゅう家を出て行って、夜遅く帰って来る日が何日もあった。それでも男は二人の仲を元に戻したいと思っている。 そのうち女は鬱のような症状が出て寝込むことも~男は女の気持ちをおもんばかって二人で出直そうと言って女も承諾する。 二人で旅にでも行こうということになり、男は航空券を買いに出掛けた。部屋に残った女はなにか思いにふけってるようで~そして窓から飛び降りてしまった。 はっきり言って、あまりよくわからない作品~しかし若くして悪魔的な魅力を持ったドミニク・サンダはたいした女優だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2024.05.28 22:19:33
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