小沢一郎「大ローラー作戦」民主党代表選
9月3日(金)
小沢一郎前幹事長は、テレビ朝日・スーパーモーニング(午前8時~)、NHKニュースウオッチ9(午後9時~)に出演した。
この日、テレビ出演や国会議員事務所回りなど「露出度」アップを徹底した。
小沢一郎氏は、谷亮子、佐藤公治らの側近議員を従え、党所属議員への戸別訪問を続けた。若手議員には「頑張ってるか?元気か? 」と声を掛け、2世議員には「おやじさん元気か? しばらく会ってねぇな」と親しみを込めた。
元外相、田中真紀子の夫でもある参院議員、田中直紀の事務所では、壁に飾られた1枚の写真の前で立ち止まった。「懐かしいなあ」。小沢一郎氏が「政治の師」と仰ぐ元首相の故田中角栄の往年の姿がそこにあった。
同日夜には、雑誌記事のため俳優、菅原文太との対談に応じるという「意外性」も披露した。
陣営は「情」に訴えることも忘れない。
角栄直伝の「選挙の定石」だ。
小沢側近の参院議員、佐藤公治は、民主党議員の秘書約130人を集め、農水相も務めた父、佐藤守良の遺言を涙ながらに披露した。
「『一度一回、小沢一郎を総理にしたい』。父はそういって死んでいきました」
そもそも、小沢一郎本人による挨拶回りにしても、「集票ブルドーザー」と称された角栄型の戦術だ。
陣営は「大ローラー作戦だ」と胸を張る。
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