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カテゴリ:相場妄見妄観
相場の世界の言葉らしいが「もうはまだなり、まだはもうなり」というのがあって、痛感することしきりである。w言わんとしていることは実に簡単で、往々にして「もう・・・」と想うときは「まだ」のときで、「まだ・・・」と想うときは「もう」のときだということなのだが、実に人間というか私の心理を現していることか、と涙する。
同じことを感じる人はいるもんだな、と想うのだが、あるサイトのQ&Aを見ていた時に「なんで買ったらすぐに下落するんですか?」みたいな質問があって笑ってしまった。それは「もうはまだ」ということなのでは?というしかないのだけど。 相場というのは、多くのプロが指摘するように、運に恵まれた一部の人達を除けば、よくよく哲学や自己抑制を必要とするものだと想う。 松田哲さんという方の著書で知ったのだが、「相場を当てるプロ」とポジションを持って「儲けられるプロ」というのは違うそうで、いくら「相場を当てる」能力に優れていても、ポジションを持った途端にダメダメというのがホトンドなのだとか。 さもありなん、プロの持つポジションは億単位も珍しくないのだから、個人が自分のお小遣い範囲で相場に臨むのと比べたって、はるかにプレッシャーも強いだろう。 お小遣い範囲だって心中、穏やかならざるを得ないもんである。 そこで、まず必要とされるのが自分を支える哲学であり、弱い自分を克己出来る精神力だというのは当然だろう。逆に「金持ち喧嘩せず」くらいの気持ちで相場に臨んでいるくらいの人は儲け易いのが相場というものなのかもしれない。 大体、テクニカルな分析や情報収集ということであれば、一株式相場ならともかく、その他の大抵の相場についてはプロと素人でも(実効面での)大差があるかというと疑問で、無視するのもどうかとは想うが、情報収集や分析に明け暮れて相場を張れば負け続けというのでは誠に詮無いことである。 私の見たり張ったりする(笑)のはFX(外為)なのだが、経験を積むに連れて精神面での反省点も丸見えになる。生活資金をぶち込むとか損切りを設定しないなどという、基本的な資産・リスク管理欠如しているケースは論外として、勉強代だと想えば酒に飲み明けるよりも良いかもしれない。w もっとも経営者として優れていてもスッカラカンになることがあるのが相場の世界でもあるので、経営センスを磨くという意味ではお勧め出来ないかも。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2009.04.05 18:46:54
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