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カテゴリ:虚々実
今日のよびりんさんの記事は彦一話ですね。
この彦一、架空の人物らしいですが、いわゆるトンチ・モノに頻出するキャラクターだそうです。 地方により名前が変わるようだ、というのも面白いですね。 さて今回の「生き傘」の話も面白い。 彦一が噂を流したのか、流れるようにしたのかはともかく、傘が高価だった時代とは言え、相当の低コストで大金をせしめたのは間違いないでしょう(笑)。 現代なら霊感商法の詐欺で訴えられそうだ(爆)。 もっとも「生きている傘がある!」と聞いて飛びつく殿も殿で御座る。 万物、生物ならざるとも生きていると言えば生きてはいるが・・・(^^; 人間は“霊長”類と言われてますが、これは「御霊が長じている」ということでしょう。 その名に相応しい暖かい愛のある眼で観れば、全てが生きているということは、素晴らしいことではありますが、不思議なことではありません。 「単なる物質に命は宿らない」 というなら、故人の遺骨や、極端には御尊体だって「単なる物質」です。 それを大事にする理由もない、ということになりかねません。 人間は、種の、相当の初期から仲間の死を悼む習慣があったということが、ほぼ明らかになってきているそうです。 それどころか、ある種の猿などでは、弔いとしか捉えようのない行動も観察されているとか。 よくよく考えてみれば、我々の愛する家族だって、物質と考えれば、そこらの水が7,8割だか入ってるだけ。 色々な分野の学者が困っていることに、「生きているというのは、どういうことなのか?」とか「個の存在というのは、どう規定出来るのか?」とかいうのがあるらしいです。 学者さんは学問としての体裁が必要ですが、我々は、普通にダイナミックな営みを感じ取れば良いんじゃないでしょうかね? という理屈はともかく「生きている傘」という不思議や珍しさに魅かれただけの殿さまにとっては、傘が生きてても生きてなくても、面白いか面白くないか、の違い程度のことなのかもしれません。 私なんぞでも、こうして相手してくれてるパソコンなんて、まさしく生きているとしか想えないような挙動を示すものなんですけどね。 パソコンに愛情の薄い女房が弄ると、すぐに調子悪くなったりとかするし(爆)。 もの言わぬものこそあはれの果てならん 読み人、まっく(笑)。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2019.01.11 03:06:55
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