再びトリスから始めよう!
僕が社会人になって、ウィスキーを飲み始めた頃外国製はものすごく高かった。当時は、1ドル280円くらいのレートだったので、今でも覚えているがアーリータイムスが3,000円以上していた。なので、ウィスキーは専ら国産だった。僕は、サントリー派だったので、レッドから始めて、サラリーマンの年次が増えて昇級すると同じようにトリス、ホワイトと買う酒の値段も上がっていった。零細企業だったが、当時の日本は景気も良かったので、その後に続くオールドまでは割合早く到達した。オールドの次は、リザーブを飛び越えロイヤルを目指していたが・・・プラザ合意以降円高が急激に進み外国製品が大幅に安くなったので、そちらにシフトしていった。オールドとジョニ赤が変わらない値段になったので、零細企業の貧乏サラリーマンである私さえも成金小僧に心が変化して、その後はジョニ黑へ進んだ。昔のジョニ黑は、超高級な洋酒でしたが、貧乏サラリーマンである僕でも飲める価格になりました。驚くことにあのオールド・パーが3,000円以下になったので、日本のオールドから外国のオールドに飲み代わりましたね。その後、30年近く円高が続いて、アーリータイムスが1,000円以下ジョニ黑も2,000円程度の時代が続き、若い頃には絶対飲めないと思っていた外国産の洋酒を堪能できました!幸せな人生1巡目でした。悲しいですが、日本は後進国になって、円も大幅に下がりました。所得が増えないのに、税金が馬鹿高くなってしまい・・・貧乏サラリーマンである私の可処分所得も大幅に減りました。定年後の2巡目は、トリスから始めようと思います。もう上に上がることは無いかもしれませんが・・・下にはレッド、上にはホワイトがありますからね。紅白に挟まれた良い選択だったと思います。バリバリの現役サラリーマンではありませんが、所得がある内に、角くらいには昇格したいと思います。外国産の洋酒も、40年前よりは安いですが~大分、以前よりは値上がりしました。日本はこれから益々貧乏国になると思うので、外国製の洋酒が飲めるチャンスは今しか無いかもしれません。2,000円台で購入できたレミーマルタンやヘネシーのVSOPが今では倍近くまで値上げリしていますからね。2周目は、案外淋しい酒人生になるかもしれませんね。