Barolo DOCG 2019 8種類の飲み比べ@「エノテカ」
先週の土曜日にエノテカでの「Barolo(バローロ)生産年2019年 8種類の飲み比べ」に参加しました。8種類の全てがイタリアワイン最高の格付け「DOCG(統制保障付き原産地呼称)」ワインで産地はセッラルンガ・ダルバ/モンフォルテ・ダルべ/ノヴェッロ/カスティリオーネ・ファレット/モンフォルテ・ダルバ/ラ・モッラの5つです。価格帯は7480円から48,400円で参加費の9,900円はお得感があります。 ③のワイン名「バローロ・ブッシア」生産者「プルノット」 左からボルドータイプ(2個)とブルゴーニュタイプ(1個)のグラスが用意され①から③のワインの試飲でスタートです。 ① DOCG セッラルンガ・ダルバ ALC度数 14 ② DOCG セッラルンガ・ダルバ、ラ・モッラ ALC度数 14.5 ③ DOCG モンフォルテ・ダルバ、 ALC度数 14 バローロは今までに数回しか飲んだ事がなく記憶も曖昧でしたが、注がれたバローロの色合いがピノ・ノワールのような明るいルビー色である事と葡萄品種ネッピオーロから造られる力強く濃厚なワインと言われながら私には繊細でピノ・ノワールを飲んでいるような感覚にもなりました。上記の①~③では③が一番エレガント重視で造られたワインだそうでブルゴーニュタイプのグラスを使う意味が分かりました。 3つの時間帯に分けて6人ずつの試飲会で配られた資料を元にお店のスタッフにあれこれ質問したりワインの感想を述べあったりであっという間の1時間半でしたが、一番印象に残ったのは樽熟成に使う樽がフフレンチオークではなくスラヴォニア産オークだそうで、この木材を使うメリットは価格がフレンチオークより安価である事、大きな樽を作れる事、香りを穏かに付ける事が出来る(結果穏かなワインになる)事だそうです。そしてバローロの香りや味わいを表現する時に使う「スミレや薔薇」についても日本とヨーロッパの花の香りは違うのだろうか?とか興味深い質問もありました。参加者からいつかエノテカで香りのセミナーをして欲しいという要望もあって、実現すれば是非参加したいものです。 もう一つ資料の中に香りと味わいに「ブラッド・オレンジ」というのがあって、聞いてみるとシチリア島で栽培されているオレンジでエノテカの近くにあるスーパーイオンで売っていますよという事で帰りに寄って1パック購入しました。千円台のオレンジジュースは高価ですが冷凍したまま空輸されたブラッドオレンジの美味しさにはちょっと脱帽でした。 ④~⑧へと試飲は続き、やはりワインの美味しさと値段は比例するんだぁというのを実感しました。⑧のワインは一番果実味がしっかり出ていてタンニンが際立ち非常に長く洗練された余韻を演出すると資料に書かれています。④~⑧の詳細は後日アップします。