世界最高のワイン「ロマネコンティ」から考えさせられる事 @ NHK[ステータス」
今月29日に放送されたNHK「ステータス」のテーマは世界最高のワイン(神の雫)と称される「ロマネコンティ」でした。番組の最初に第二次世界大戦の終戦の年(1945年)のロマネコンティが6,270万円で競り落とされた事、番組の後半でIT企業を経営する日本人ワインコレクターのワイン会で出されたワイン11本の総額が3,000万円ぐらいと庶民には驚きの映像も流れました。 あまりに高値の華過ぎてロマネコンティを飲んでみたいと思った事もあまりなかった私にとってロマネコンティが放つ宇宙感に酔いしれ執着する人達を映像で見てある意味すごく勉強になった事を下記に纏めました。 ① 東京の某ホテルの20年前のワインリストでは29万円であったロマネコンティが現在では20倍ほどの値段になっていること。その理由として富裕層となるIT起業家の出現や投機目的での売買が大きく関係していること。 ② ロマネコンティは30年間寝かせて良さが出る(2,800,000円で落札されたヴィンテージ2000年が5年後の2030年にやっと飲み頃に) ③ ロマネコンティに合う料理はない(強いて言えばフランスパンの表面に近い一部)ヴィンテージ2018年は4,029本のみの出荷で番組に登場した製造番号は1,368 ④ ロマネコンティのラベルに製造番号(シリアルナンバー)が打たれていて所有者が特定できる事と偽物が出ないように毎年ラベルに工夫を凝らしていること。 221はヴィンテージ2021 001はロマネコンティの畑番号など偽造防止策の例 ⑤ 「オリシャン」と言って飲み干したボトルにシャンパンを入れてロマネコンティのオリも味わう。 ⑥ ロマネコンティなどの高級赤ワインの飲み残しをカレーに加えて極上のカレーを作る。⑤や⑥はロマネコンティでなくても真似が出来そうです。番組の最後でほっとしたのは司会の東野さんの「今まではワインはいつもソムリエさんにお任せでと言っていたけれど自分で注文できるようにワインを勉強してみようかなぁ~」の言葉でした。自分なりのワインの楽しみ方をちょっと考えさせられる番組で来年どんなワインに出会えるのかが益々楽しみになりました。門扉に刻まれている「ROMANEE-CONTI」 私にとって唯一のロマネコンティの思い出は2006年の冬にブルゴーニュを訪れた際に「畑を回るツアー」に参加して1.8ヘクタールという狭い畑を門扉から眺めた事です。厳寒期の2月という事もあって枯れ木のようにも見えるちょっと寂しそうなピノ・ノワールの木をガイドさんと他の参加者と無言で眺めた事は昨日の事のように覚えています。