「レオナルド・ダヴィンチ」は自転車の図面を描いたのか?
シンガポールの「サイエンス・センター」で開催中の「Da Vinci, The exhibition(ダ・ヴィンチ展覧会)」を昨日見てきました。 フリーペーパーのイベント紹介蘭には「東南アジアで最大となるレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452-1519)のコレクションの展示。ルネサンス絵画、物理学、光学、音楽、軍事、飛行、土木工学、水力など10のゾーンがあり、ダ・ヴィンチの人生、研究、芸術を知ることができる」とありました。 会場に入ると有名なダ・ヴィンチによる人体解剖図が壁一面に貼られ、複製画ですがダ・ヴィンチが描いた絵画も数点展示されていました。 絵画よりも興味を惹かれたのは現代でも広く使われているダ・ヴィンチ考案のベアリング等の仕組みを木製の道具で展示してあり、実際にハンドルを回してその仕組みを見ることが出来ることでした。 そして、この自転車の図面は16世紀の後半に発見された物で石墨で描かれているそうです。ダ・ヴィンチが生存していた時代には石墨で描くという技術は無かったけれども、元々はダ・ヴィンチが描いた図面の数枚を基に描いた可能性もあるということが説明に書かれていました。 自転車は19世紀の中頃にフランス人によって発明され、当時はチェーンが無く前輪に直接ペダルが取り付けてあったというのを読んだ記憶がありますが、この16世紀後半の図面を見る限り前輪と後輪が繋がっている感じがします。 ダ・ヴィンチが図面を描いたパラシュートで人形も取り付けた模型が天井から下げられていました。こちらは飛行機のような物で、同じく天井から下げられていました。 想像を超える好奇心や探求心、そして「稀代の天才」としかいいようがないダ・ヴィンチのまずは数点の展示品です。