|
テーマ:ワイン大好き!(30223)
カテゴリ:フランス旅行 ワイン
原田マハ著「ロマンシェ」で小説家「ハル」さんの友人として登場する「ムギ」さんはパリ在住でフランス人の夫が経営する「ブルゴーニュ・ワインバー」をサポートしながらも本職は美術関係という設定です。
小説の後半でハルさんを凄腕プロデューサーの追跡から守るため、ムギさんが運転する車でフランスの高級リゾート地「ドーヴィル」に向かい、そこにあるレストランで食事中に「ワインはアート!」と叫ぶシーンがあります。「何故アート?」の問いにムギさんは「アートもワインも人を幸せにする!」と答えます。 同じ言葉をもう14年前の2007年に「サン・テミリオン」のカフェで聞いたことを思い出しました。 サン・テミリオンの白ワイン「Chateau Monbousquet(シャトー・モンブスケ)」とコムテ。 訪問を予約していたサン・テミリオンのシャトーに徒歩で向かっている時に、偶然立ち寄ったカフェ「Essentiel wine & cheese」で働く女性の印象的な一言でした。 グラスの白ワインだけを注文した私に「サービスでコンテチーズを」と出してくれました。私にとっては初コンテでした。彼女は美術を専攻している学生さんで正しく「Wine is Art!」と言っていて、私はその時は「何故?」と聞く余裕も無かったのですが、今はなるほどと思います。 こんな風に偶然出会ったチーズにワインショップでのワインテイスティンで出されたスペインの「マンチェゴチーズ」があります。スペインでは「Queso Manchego(ケソ・マンチェゴ)」と呼ばれていて17世紀に「セルバンテス」が書いた「ドン・キホーテ」にも登場する歴史あるチーズのようです。 実は私はこのチーズが羊乳で作られているというのを最近知ったのですが、やっぱり私は牛も羊も味が分からないほどの「味音痴」なのかとちょっと凹みました。 そして最近テレビの番組を通して知ったフランス「サヴォア地方」の牛乳のチーズも偶然の出会いのようなチーズです。早速購入してヒマラヤの景色を思い浮かべながら食べるサヴォアのチーズは最高の味でした。サヴォアのワインに合わせたいのですが・・。シンガポールで見つけるのはちょっと難しそうです。 ワインがアートならチーズはアートを造り出す画材・・なんか違う気がします。もっとピタッとくる言葉が浮かぶと良いのですが。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
[フランス旅行 ワイン] カテゴリの最新記事
「ワインはアート」だ!という本の中の言葉を
サンテミリオンで聞いたと思った時は感動だったと思います。 その言葉について調べてみたのですが ワインの生産者曰く ワイン創りとアートはよく似ている。 五感を駆使して創り上げること その時々の取り巻き状況によって 一つと同じものが出来ないからとありました。 やはり超一流のものは人を幸せにするのでしょうね(*^-^*) ラベルも自分のワインをお客様に伝える手段なのだとか そういえばラベルもお洒落でアート感がありますねぇ ワインに詳しくないのですがちょっと気になった言葉なので 調べてみました。すでにご存じかもですが・・・ 原田マハさんの「ロマンシェ」 風景描写もリアルで行ったことがある場所まで 出てくるって感動ですね!(^^)! (2021.09.04 17:23:49)
アストロメリアさんへ
「五感を駆使して創り上げる」良い言葉ですね。調べて下さって有難うございます。ワインは「農業生産物」であること「一期一会」の産物であることを改めて実感します。思えば絵画も同じ画家が同じ風景を描いても同じ作品は生まれないですよね。人を幸せにするものって実は世の中には一杯溢れているのかなと思ったりしました。 (2021.09.05 00:44:54) |