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星の国から。ヴァン・ノアール

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2022.01.04
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​​「Artemis(アルテミス)」 1908年 ​   セルゲイ・シチューキン寄贈
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 ロシアの大富豪で画家マティスのパトロン的存在であったセルゲイ・シチューキンはマティスやゴーギャンなど色彩の濃い絵画が特にお気に入りだったのかと思います。

 エルミタージュ美術館で1点だけ見た「マリー・ローランサン」の絵も彼女の代表的なパステル画ではなく色鮮やかな絵で最初は「誰の絵?」と思いました。目力の強さが印象的で、エルミタージュ美術館で見た絵の中では今でも特に気に入っています。

 昨年、集英社みらい文庫の「ギリシャ神話 不思議な世界の神様たち」を読んで今更ながらに「アルミテス」がギリシャ神話に登場する女神だと知りました。

 有名な太陽の神「アポロン」の双子の姉で「狩猟」「貞潔」の女神で、人間に厳しい罰を下したため畏怖される存在だそうです。

 文庫の中の「女神の怒りに触れたもの」は次のような内容になっています。

 『カドモス王の息子アクタイオンは山で鹿を狩った後、谷の奥で一休みしようと洞窟へ近づきます。ちょうどそこではニンフを従えたアルテミスが泉で水浴びをしていて、ニンフの歌声に導かれるようにアクタイオンはアルテミスに近づき、その美しい顔を見てしまいます』

 『姿を見られたアルテミスは怒り狂い、
美しさにボーっとしているアクタイオンに泉の水を振りかけます。するとアクタイオンは鹿の姿になってしまい、狩猟に使っていた犬たちに全身を引き裂かれてしまいます』
 
 最初に鹿狩りをしていた事も関係があるのかなと考えさせられますが、女神の裸の姿を見たことに「死の罰」というのはどう考えても厳しすぎるなぁと思ってしまいます。

 マリー・ローランサンのアルテミスは一枚だけなのかと調べてみると「マリー・ローランサン美術館所蔵」でもう一枚ありました。アルテミスと同一視される「ディアナ(英語名はダイアナ)」はローマ神話に登場する女神で、同じ1908年に描かれています。こちらの絵は狩猟の神に相応しく柔和な顔つきをして動物と仲睦まじい姿に描かれています。


​「狩りをするディアナ」 1908年頃 ネットからの画像​





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最終更新日  2022.05.04 13:22:01
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