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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.01.07
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 今週の朝ドラ「カムカム~」のライブ案内に「渡辺貞夫」の名前が登場して、岡山編で世良公則さんがオーナーを演じるジャズ喫茶の窓から中を覗く浮浪者の子役の子(柊木陽太君)の姿が浮かびました。 この子が後々誰かに繋がって行くのだろうと思いながら存在を忘れかけていました。

 
渡辺貞夫が・・まさかと思いウィキペディアで調べると1933年栃木県宇都宮市生まれなのでこの時点でもう既に違っています。

 現在の朝ドラは1962年(昭和30年代)が舞台で、この年渡辺貞夫は29歳でアメリカの「バークリー音楽院」に留学しています。ドラマの中でも大阪のジャズ喫茶でミュージシャンとして勤務する「ジョー(大月錠一郎)」の同僚「トミー」が留学を伝える新聞記事を見て「先にアメリカに行きたかったのに・・」と悔しがるシーンがありました。

 ネット上では岡山で浮浪者だったジョーは進駐軍のバンドと一緒に大阪に行ってトランぺッターに成長し、あの浮浪者の子の後の姿が「ジョーに違いない」という書き込みが既にいくつかあって「流石!」と思いました。

 それならルイ・アームストロングの「On the Sunnyside of the Street」はルイにとってだけでなく、2人にとって「特別な特別な思い出の曲」です。確か進駐軍のパーティーで世良公則さんの熱唱も窓から見ていたはず・・またしても脚本の上手さに唸ってしまいました。

 渡辺貞夫の名前を見て一瞬時間の感覚がおかしくなってしまったのは、来星して確か4年経った2007年に「渡辺貞夫のライブ」を見る機会があったからです。「世界のナベサダ」と言われて久しく、こちらのジャズ好きの方に誘ってもらいました。シンガポールの良さの1つはこういう芸能に関して入場料が非常に手頃なことで80ドル(7000円くらい)で顔の汗がはっきり見えるほど前の席に座ることが出来ました。

 ジャズと言えばピアノぐらいの知識しかなく果たして「世界の~」という形容詞が付く演奏ってどんなものだろうと思っていたのですが、心に響く力強い演奏だけでなく、巧みな英語を使ってのステージマナーは正に「世界の~」だと実感しました。当日販売のCDは実は予約時点で完売で買う事が出来なかったのが今でも残念です。


          
 ネットの画像から。            ​マリーナ・ベイにある「エスプラネード」で開催。

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​​Youtubeで1978年に大ヒットした渡辺貞夫の「California Shower(カルフォルニア・シャワー)」を聞きましたが、軽快なリズムですっかり明るい気持ちになりました。朝ドラの中でルイと安子のアメリカでの再会があるのであれば、時代がちょっとずれても是非流して欲しいなぁと思う曲です。





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最終更新日  2022.03.03 11:20:33
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