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星の国から。ヴァン・ノアール

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2022.01.16
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『スコット・フィッツジェラルドとは、言うなればアメリカという国の青春期の、激しく美しい発露であった』・・「雑文集」から。

 今、スコット・フィッツジェラルドの「マイ・ロスト・シティー(村上春樹訳)」を読み返していて、初めてフィッツジェラルドの本を手にしたきっかけは何だったんだろうと考えると「ジャズ・エイジ」という言葉だったのに気が付きました。

 2011年に友人が送ってくれた村上春樹著「雑文集」も読み返していて、「スコット・フィッツジェラルド」の章の副題に「ジャズ・エイジの旗手」と書かれていて思い出しました。

 当時は「ジャズ・エイジ」の言葉の意味は全く分かっていなくて、ただその音の響きに惹かれたのだとと思います。

 改めて調べてみると「アメリカの1920年代(1929年の世界大恐慌の前まで)の風俗をを指す言葉で、第一次世界大戦で勝利した後に加速した排外的な人種主義(100%アメリカニズム)等を背景にラジオ、映画、ダンスホールなど大衆消費社会へ向かい始めた時代」とあり、この呼び名はフィッツジェラルドが1922年に発行した短編集「ジャズ・エイジの物語」からきているようです。
1917年に初のジャズ(新興音楽)のレコーディングが行われるまでジャズと言う言葉はセックスやダンスを表していて、フィッツジェラルドはその全ての意味を含めてこの言葉を短編集のタイトルに使ったようです。

 「雑文集」の中では、
正にジャズ・エイジの申し子となったフィッツジェラルドと妻ゼルダの「事実は小説より奇なり」のエピソードもいくつか紹介していて、その後の2人の破滅へと繋がる人生を自分なりに思い描きながらフィッツジェラルドを読むと、一層彼の文体が心に沁みます。

 





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最終更新日  2023.01.07 08:33:05
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