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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.01.18
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 「ゴールデン・グローブ賞」を受賞した「ドライブ マイカー」のシンガポールの映画館での上映はないかなと諦めかけていたところ、唯一古い映画等を上映する「The Projector」で一回きりの上映があり、運良くチケットもネットで購入出来て昨日見てきました。

 前評判通り、3時間ほどの長い映画にも拘わらずテンポ良くシーンが移り変わり、また台詞の重みを考えているうちにあっという間に最後のシーンとなっていました。そしてここまで余韻を残すシーンで終わる映画の脚本は秀逸の一言です。もう一度映画館に足を運んで台詞や表情を吟味してみたいという持ちが良く分かります。


​「SAAB(サーブ)」

 ​​​​東京、瀬戸内海を望む海岸線、北海道の雪道を走る赤の「サーブ」は映像としてとても良いアクセントになっていました。スウェーデンの車サーブを初めて知りましたがネットでは2016年に消滅とあります。原作者の村上春樹氏は執筆のためヨーロッパに滞在していた時、確かイタリアの車が特にお気に入りだとエッセーに書いていたと思います。理由は「故障しやすいがためにさらに愛着が湧く」というようなことだったと思いますが、このサーブはどうだったのかなぁと・・同じスウェ―デンの車「ボルボ」が故障しやすいというのは以前聞いたことがあります。

 肝心の映画の内容としては「他者(配偶者も含めて)を理解するにはまず自分の心にとことん耳を傾ける」というのが大きなテーマとなっていたのかと思いますが、その難しさゆえに真摯にそれに取り組もうとする出演者の台詞の一言一言に重みがありました。

 映画の中の音楽についてもジャズやクラシックに特に造詣が深い村上春樹氏から使用する楽曲にリクエストがあったのかなとかも気になります。


「The Projector」のカフェ・バー 「ホワイト・スノー ホットドッグ」&ビール

 シンガポールの映画館内は飲食はOKですがアルコール類は禁止なので、映画が始まる前にビールで一息つきました。カフェ・バーも主に新作を上映する大手「Goldern Village」とは違って大人の雰囲気があります。ワインボトルをテーブルに置いてという欧米人カップルの姿もありました。

 ちょうど昨日、朝ドラ「カムカム~」でジョーが時代劇を見ながらホットドッグを食べるシーンがあって、それにつられてホットドックを注文しました。チーズ入りのホワイトソースなので服に付いても大丈夫かなと・・。来星当時は500円台ぐらいだった入場料が今は千円台前半(今回は13.5ドル)で日本に比べると娯楽として未だ未だお手頃価格に押さえられているかなと思います。






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最終更新日  2022.05.07 12:45:56
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