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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2022.03.20
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「Life Wear Magazine」の「村上RADIO」特集のページから。

 3月18日に「村上RADIO」の特別番組「戦争をやめさせるための音楽」を放送したことをNHKのニュースで知りました。こちらでは「TOKYO FM」が聴けないのは本当に残念です。村上春樹氏のコメントで「音楽に戦争をやめさせる力があるかと言うと、それはNOと言わざるを得ません。ただ音楽を聞いてやっぱり戦争はいけないと思わせる事は出来る」というコメント共に​
「年寄りが始めた戦争で若者が・・」とか「自分たちの指導者を盲目的に信じていると・・」等もテロップで流れました。

 ネットの記事では放送された11曲のうち3曲が紹介されていました。ジョン・レノンの「イマジン」は反戦の歌として私には一番馴染みがあり、北京冬季オリンピックの開会式で流れた時は中国がロシアの動きを牽制するために選曲したと信じていました。

 2曲目は「エドウィン・スター」の反戦歌「WAR(黒い戦争)」を「ブルース・スプリングステイーン」がライブで歌ったものでした。初めて聞く曲の名前だったので早速Youtbueで1985年のライブの様子を見ました。1975年に20年に及ぶ泥沼化した「ベトナム戦争」が北ベトナム、ソ連、中国などの共産圏が南ベトナム、アメリカ軍に勝利して終結(死者は400万~500万人)しながらも、その5年後にはイラン・イラク戦争でイラク側と共にアメリカは戦いを始め1988年には結局停戦という形になっています。ちょうどイラン・イラク戦争の最中のライブで歌われたと思うと非常に説得力があります。

 歌詞が直球のようにストレートで分かりやすく戦争を映し出すスクリーンの前で歌うスプリングステイーンの姿には圧倒的な迫力がありました。

 「戦争は一体何のためになるっていうんだ? 全く何のためにもならないぜ」
 「自分たちの指導者を盲目的に信頼していると本当に殺されるよ」

 3曲目は「ボブ・デイラン」の名曲「Blowin' In the Wind(風に吹かれて)」を「スティービー・ワンダー」が歌ったもので、これもYoutubeで見ました。

 2016年の「ノーベル文学賞」を受賞した曲ですが、改めて調べてみるとボブ・ディランが20歳(1962年)の時に1955年に始めたベトナム戦争を憂慮して作った曲のようです。

 「どれだけ砲弾が飛び交えば、永久に禁じられるんだ」
 「どれだけ(プーチンさん)に耳があれば、悲しみが聞こえるんだ」ここは敢て個人名を入れたい気分です。

 私にはこの3曲だけで十分過ぎるくらい「戦争はいけない」と思わせてくれます。ウクライナの「ゼレンスキー大統領」のアメリカ連邦議会への演説の際にも大きなスクリーンでウクライナの悲惨な現状が流されましたが、過去の戦争ではあまり目にすることが無かった本当のリアルタイムでの「地獄のような映像」も「戦争をやめさせる力」になることを信じています。

 
 





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最終更新日  2023.01.23 08:43:32
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