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カテゴリ:シンガポールのこと。
友人からフランス産「Echire(エシレ)」のバターが「日本では250gがアマゾンでは3700円で売られているけれど、フランス食材店So Franceでは11ドル(1000円くらい)で売られているのを見つけて早速購入」と情報があってずっと気になっていました。特にバターに拘りがないのと消費量が少ないので、やっとドイツ産のバター(5ドルぐらい)を使い切ったタイミングで見に行こうと思っていました。
So Franceへ行く前にスーパーの「Cold Storage(コールド・ストレージ)」に立ち寄ると、何と同じ値段でエシレが売られていて早速購入しました。3700円であれば絶対に諦めているところです。 木箱に入っていてやっぱり高級感があります。 まずはトーストに縫って食べてみたのですが、何とも言えないコクと旨味、ちょっと甘味もあるようで確かに絶品バターに間違いありません。調べてみると、フランス、ボルドーのちょっと北にあるエシレ村で作っているバターで、村の人口は3千人弱です。大西洋に面した穏やかな気候のため素晴らしい牧草を育む地方だそうで「この牧草をゆっくりと食べ、くつろぐ牛たちは乳脂肪の多い、バター作りには最高のお乳を出してくれる」と説明があります。 また1894年創業から受け継いだ製法を守り、特に現代ではステンレス産の「チャーン(撹拌機)」を使用するのがほとんどの中、木製の撹拌機を使っているそうです。 バターとしては数少ないA.O.P(原産地名称保護)認定であることも頷けます、そして創業から6年後の1900年の「パリ万国博覧会」で一等賞を受賞したバターでもあるようです。 ワイン、チーズだけでなく農業国フランスの伝統を見る思いです。トーストに塗るだけではもったいないので今日はハンバーグを焼く時に使ってみようと思っています。友人からは「パスタを炒める時に使うと香がまるで違う!」と情報をもらっているので、これも試そうと思っています。 「たかがバター、されどバター」でバターもまた「奥が深い」です。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.08.17 12:39:31
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