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テーマ:政治について(20215)
カテゴリ:本帰国で再発見!
今月25日に韓国日報が「世界で最も安全な旅行先にシンガポールが選ばれた」と伝えています。韓国日報が発表したこの結果は米フォーブス誌傘下の消費者情報プラットフォーム「Forbes Advisor」による世界の主要60都市に付けた「安全な旅行先」の順位に基づくものだそうです。
犯罪率、個人の安全、都市の社会基盤設備(インフラ)、医療サービスの質、自然災害、デジタル保安リスクの項目を基準に安全指数(0~100点、点数が低いほど危険が少ない)で点数をつけ、シンガポールは0点で「安全な旅行先第1位」に選ばれました。 シンガポールに20年住んで日々安全な国を実感してきた私には納得の結果です。犯罪率が低いのはむち打ち刑や死刑制度がある事も一因で「シンガポールの警察官は世界で一番暇な職業」と警察官を揶揄するような言葉もあります。旅行に必須のタクシーを含めた公共交通機関(地下鉄、バス)は料金が安く路線も充実しています。そして個人的には自然災害が少ない事は「安全な旅行先」に大いに貢献していると思います。インドネシアのスマトラ島に守られるような位置にあるため、ほぼ地震が無い事(震度1程度を3回くらい経験しましたが)大雨が降っても台風が来ない事、山がないため土砂崩れもない事等など、旅行のスケジュールを変更する必要がほぼありません。セキュリティやネット環境も満足度が高いです。 思えばこれは政治力が基盤になっている気がします。順位発表後に韓国のネットユーザーからのコメントも載せられていました。 「政治家の犯罪率は韓国が1位だ」「韓国の詐欺犯罪率は世界1位だ」(真実かどうか分かりませんが) 「韓国にもシンガポールの法律を適用しよう。シンガポールは政治家も道徳的でクリーンらしい(これは本当です。政治家の汚職が無い国です)犯罪者にむち打ちや死刑を宣告し、路上でのつばの吐き捨てやたばこのポイ捨てに罰金を課す(ポイ捨ては普通に目にしましたが、喫煙場所以外でたばこを吸ったり赤信号を渡って罰金というのは経験者から聞きました)」 「シンガポールには大統領に対する捜査も可能な腐敗防止機関がある(これは知りませんでしたが、実質権力を持っているのは大統領ではなく首相なので、首相にもこれが該当するのか謎です) 因みに「世界で最も安全な旅行先」2位以下は東京、カナダのトロント、オーストラリアのシドニーで7位が韓国のソウルだそうです。政治力が観光の安全性にも大きく関わっていると思うと、日本もまだまだ改善の余地があると思います。 昨年7月のシンガポールの「ナショナル・デイ(独立記念日8月9日)のリハーサルの花火大会を見に行った事を懐かしく思い出しました。記念日前の1ヵ月間毎週土曜日に花火が上がります。この国で愛国心の大切さも学びました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.07.27 12:22:38
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