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2024.07.28
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カテゴリ:本帰国で再発見!

「イマジン」のプロモーションビデオから。

 2022年2月開催の「北京 冬季オリンピック」の開会式に続き今回のパリオリンピックでもジョン・レノンの「イマジン」が歌われました(2018年ピョンチャン冬季、2021年東京オリンピックでも)伴奏者のピアノが炎上するという演出に戦争を行っている国への非難とオリンピック休戦が実現されないもどかしさも込められているのだと思います。

 およそ1200年続いた古代ギリシャのオリンピックでは「休戦」が慣習化されていて、オリンピック開幕の7日前に休戦が開始され、閉幕後も7日間すべての戦いが中止されていたそうです。

 現代のオリンピックで「休戦の原則」が再確認されたのは1992年で国際オリンピック協会(IOC)の提唱によって1993年から夏季、冬季共に国連総会で議題として取り上げられ、休戦を遵守する決議が採択されているようです。

 今回のパリオリンピックに関しては昨年11月の国連総会で賛成118票、棄権2票で決議書が採択されています。この決議に従うなら7月19日から9月15日までは「休戦」のはずですが、今朝のニュースでイスラエルがガザの難民キャンプの学校を空爆し少なくても30人の死亡が確認されたと伝えています。

 ふと思い出したのは日本とアメリカが参加をボイコットした「モスクワオリンピック」で調べてみると1980年社会主義国で初めてのオリンピック開催ながら1978年に始まったソ連のアフガニスタン侵攻中のオリンピック開催でした。平和の祭典が戦争を行っている当事国で開催というのは今考えるとんでも無い事だと思いますが、翌年1984年のロサンゼルス大会にはソ連や東欧諸国が報復として参加をボイコットしています。第一次・第二次世界大戦中は勿論オリンピックどころではなく開催は中止となっていますが、第二次世界大戦後に世界平和のために設立された「国連」が近年特に「機能不全」と非難を浴びている現状から
戦争の状況を見極めてオリンピック延期や中止というのは有り得ない事なのかと思ってしまいます。そして機能する国連になるためには何が必要なのかと考えさせられます。







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最終更新日  2024.07.29 07:11:10
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