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カテゴリ:本帰国で再発見!
Kindle版で9巻発行 昨日のNHK「あさイチ」のお勧め本コーナーで漫画「傾国の仕立て屋 ローズ・ベルタン」の紹介があり、18世紀のフランスでファッションデザイナーの先駆けとなった実在の人物「ローズ・ベルタン(1747-1813)」を初めて知りました。フランスのファッションデザイナーと言えば何と言っても「ココ・シャネル(1883-1971)」ですが、彼女より1世紀以上前にファッションで立身出世を遂げた人物です。 ローズ・ベルタンの人生をウィキペデアで見てみるとフランス王室全盛の時代に北部の街アブヴィルに平民の子として生まれ、当時女性が仕事を持つ事が困難だった時代に「針と糸」で身を立てるべくパリに向かいます。彼女の洋服や髪型などの斬新なアイデアやセンスでルイ15世の公妾だった「デュ・パリー婦人」の目に留まり重用され、1774年にルイ16世が王位につき王妃となった「マリー・アントワネット」にデュ・パリー婦人がローズ・ベルタンを紹介した事が宮廷でのファッションデザイナーとして揺るぎない地位を築いたきっかけになったそうです。 2人の関係は1793年10月マリー・アントワネットがフランス革命後にコンコルド広場で処刑される年まで続いていたようで、Kindle版のお試しの1ページ目には「死を待つ冷たい牢獄で震える彼女の指が握りしめたのは上質なモスリンのスカーフ」「そのスカーフを命がけで届けた女性がいる」とあり、これだけでもマリー・アントワネットの悲劇とローズ・ベルタンの全ての思いを込め命をかけた勇気を思いグッとくるものがあります。あさイチでは「当時のファッションだけでなく歴史の勉強にもなる一冊です」とコメントがあり「ベルサイユのばら」に次ぐマリー・アントワネットの悲劇の人生を伝える名作になるのではと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.09.07 11:43:33
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