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昨年末の本帰国時に友人と約束していたラッフルズホテルでのアフタヌーンティーに先月の帰星時に行って来ました。アフタヌーンティーと言えば3段重ねのケーキスタンドが特徴的で、昨年放送のNHK「チコちゃんに叱られる!」でその由来は「テーブルが小さく場所を節約するため」に納得でした。19世紀の中頃にイギリスでアフタヌーンティーの習慣(8時頃始まる晩御飯までの空腹を満たすため)が始まったそうですが、シンガポールはイギリス統治の時代が長かったこともあり、ほとんどのホテルではアフタヌーンティーを提供しています。
まずは紅茶かコーヒーを選ぶのから始まり、紅茶を選ぶとアッサムティーなど10種類のサンプルが出され香りを嗅いで飲みたい紅茶を選びます。香りだけではよく分からず無難にアールグレイを注文しました。 前のテーブルでは男性が1人でアフタヌーンティーを愉しんでいました。 そして3段重ねの登場です。下の段は4種類のサンドイッチと小さなパンケーキ(サーモンと卵がトッピング)で勿論下の段からスタートです。特にカレー粉を混ぜたパンのサンドイッチが絶品でした(お代わりは自由です)そして真ん中と上の段にそれぞれ3種類と2種類のケーキが載せられています。1つ1つケーキの説明がありますが、一番印象的だったのはラッフルズホテル通の友人が話してくれたチョコレートケーキの上に置かれた同ホテルの象徴的なモチーフの「トラベラーズパーム(旅人の木)」の事でした。この植物の特性から昔は旅人の道案内役となり、現在のホテルのロゴの「ヤシの木」がトラベラーズパームからヒントを得ている事、そして最近は地球環境の変化でこの木もシンガポールであまり見られなくなった事などなど、こういう話を聞きながら頂くケーキはまた格別な味わいがあります。 年内のアフタヌーンティーの料金125ドル/人はかなりの贅沢だと思いますが、ホテルの雰囲気といい、洗練され歴史を感じる飲み物や食べ物を堪能するのは宝物の思い出の1つになると思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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