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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2025.02.03
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カテゴリ:本帰国で再発見!



 先週のNHK「チコちゃんに叱られる」で以前に小学生に英語を教えていた時の漠然とした疑問が一気に解決した感じでした。日本語の「ズボン」を表す英単語「PANTS(パンツ)」と「TROUSERS(トラウザーズ」を「?」と思いながら両方教えていた事を思い出しました。

 第2問の回答「日本で下着もズボンもパンツとい言うのはイギリスのパンツとアメリカのパンツだから」の説明はまずフランス革命(1789年)から始まりました。それまで貴族は「キュロット」と呼ばれる半ズボン、市民は「パンタロンズ」と呼ばれる長ズボンを履いていたのが、市民革命によってパンタロンズが主流となります。その後イギリスにピチピチとゆったり目の2種類のパンタロンズが伝わり、ゆったり目の中に履く下着の意味として「パンタロンズ(略して)パンツ」が定着したようです。イギリスには元々ズボンを表す「TROUSERS(トラウザーズ)」という言葉があり、下着とズボンの単語を分けていました。

 フランス革命の23年前にイギリスから独立したアメリカは当時の流行はイギリスから伝わっていて、勿論トラウザーズという言葉も伝わりましたが。この言葉が「長い、ダサい、堅苦しい」と不評でズボン全部をパンツ、下着のパンツは「アンダーパンツ」と呼ぶようになったそうです。

 それが1980年代になって日本でのアメリカファッションの大流行の波を受けて、それまでのズボンをパンツと呼ぶようになり、それまで下着の意味で使っていたパンツと同じ言葉で2つの物を表すようになったという説明には納得です。

 最期に「それではズボンという言葉の語源は?」について、幕末日本を訪れたフランス軍が持ち込んだ「ジュポン(元々は女性の下着を指す言葉)」という言葉がなまって「ズボン」になったという説を紹介していました。当時男性の下着と言えば「ふんどし」だったので二股の物は何でもズボンと呼ぶようになったそうです。

 たかが「パンツ」の話ですが、200年以上にわたる世界の歴史が絡む奥深い話だなと思いました。私はイギリスに行った事はないですが、イギリス人は今でも頑なにトラウザーズという言葉を使っているのかなぁと余計な事まで考えてしまいます。

    






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最終更新日  2025.02.03 10:26:24
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