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テーマ:北海道のおいしいもの(1878)
カテゴリ:本帰国で再発見!
昨日NHKのニュースで「ニシン(別名:春告魚)」の産卵の時に見られる「群来(くき)」の映像が流れ今年も「豊漁」を伝えていました。1月くらいから煮付け用や刺身のニシンが店頭に並び始め、まずは煮付けに挑戦しましたがやはり小骨が多いのが難点です。次に刺身を試してみましたが、実は北海道生まれでもニシンの刺身を食べたのは初めての気がします。「青魚」ながら「白身魚」のようなあっさりした味わいにしっかり油も乗っていて栄養価だけでなく味わいも絶品です。
![]() ちょうど滋賀県を旅行した友人からお土産に日本酒「半蔵」を頂いたので、昨日またニシンの刺身を買いに行きました。日本酒にも白ワインにも相性抜群で至福でした。 どうして渡星前に刺身を食べた事が無かったのだろうと気になってニシンの歴史を調べてみると、明治から昭和初期に大量に水揚げされたニシンは1950年代にはほとんど捕れなくなり「資源が枯渇した」状態だったそうです。そして1996年に「日本海ニシン資源増大プロジェクト」が立ち上げられ26年後の2022年に大漁の証となる「群来」が初めて観測されたそうです。 ![]() 余談ですが今読んでいる漫画「ゴールデン カムイ 2」の中に「ニシン蕎麦」が登場します。私自身は高校の修学旅行で京都に行った時に食べたのが最初で最後ですが、改めて調べてみると明治時代に京都の蕎麦屋「松葉」で考案された料理でした。漫画の中では小樽のニシン蕎麦は京都のと違い関東風の濃い口とあります。明治からの豊漁時に小樽や札幌で普通に食べられていたのかなとも思います。北海道のニシン蕎麦の起源は江戸時代の江差町のようなので、一度オリジナルを食べに江差町に行ってみたいものだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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