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星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

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2025.03.26
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カテゴリ:本帰国で再発見!


 千歳市に2022年に設立された半導体製造会社「RAPIDUS(ラピダス)」が2027年の量産開始に向けてシンガポールの主に「半導体設計支援」を提供する「Quest Global社」との提携を昨日発表しました。

 在星中には聞いた事がなかったQuest Globalを調べてみると、1997年に米国ニューヨークで設立され現在はシンガポールに本社を置き設立から30年弱で世界18ヶ国に拠点を置き、77ヶ所のグローバル・デリバリー・センターがあり、約2万人の雇用を抱える会社でした。ニュース番組の中では設計支援だけでなくQuest Global社の顧客を共有する事や販路の拡大などが提携の大きなメリットとして挙げられていました。

 「産業のコメ」とも言われ
医療、自動車、航空宇宙、鉄道そしてAI等あらゆる分野で欠かせない「半導体」がどれだけ北海道の経済に貢献してくれるかと期待が大きくなります。

 ビジネスの手腕に長けた「華僑」の伝統を引き継ぐシンガポールに20年間住んで、その力量のいくつかは目の当たりにし「人づて」による話もよく聞きました。ただその力量を発揮するにはやはり「政治力」である事も実感しました。優秀な政治家を育て世界一とも言われる高額な報酬を支払い、国を富ませ引いては国民や居住者にその恩恵を与えるシステムは見習う点があると思います。

 具体例としては化学や薬学等で世界中から優秀な研究者や技術者を高額な待遇で招き、研究の成果が出ていざ市販化されるとなった場合、特許は個人の物のではなくシンガポール政府の物になるという仕組みです。高額な待遇など問題にならないほどの売り上げが政府の懐に入ってくる事になります。それと海外の大手企業の本社誘致も「法人税の引き下げ」によって行われています。記憶にあるのはイギリス「Dyson」本社のシンガポール移転ですが、今回提携のQuest Global本社もアメリカからシンガポールに移転されています。

 日本と同じ資源を持たない国でおまけに国土は淡路島程度の広さ、人口は5百万人に過ぎない国が1965年のマレーシアからの独立後「金融国家」としてその地位を確立し、昨年の記事に「金融国家から世界一のAI国家を目指す」というのがありました。この国の政策の一端を担うのが「Quest Global」社であれば、将来的に北海道に「トヨタを超える企業の誕生?!」と大きな期待が湧いてきます。






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最終更新日  2025.03.26 11:03:05
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