654138 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

プロフィール

星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

星の国から星の街へ(旧 ヴァン・ノアール)

カレンダー

バックナンバー

カテゴリ

日記/記事の投稿

コメント新着

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2025.04.01
XML
カテゴリ:本帰国で再発見!
 3月のTOKYO FM「村上RADIO」は1950/60年代に活躍したアメリカの伝説ギタリスト2人の特集でした。私は2人とも初めて聞く名前でしたが、村上氏の選曲と曲紹介でギター演奏の新たな世界を聴かせてもらった感じです。特に「チェット・アトキンス」が演奏するチャイコフスキーのピアノ協奏曲は斬新でした。そして本帰国後に毎月聞くうちに番組最後に村上氏が紹介する奥深い「今月の言葉(ご自身の言葉も含めて」を楽しみにするようになりました。

 3月の言葉は作家「村上春樹」による「真の理解とは、多くの誤解の積み重ねの事だ」です。以下はネットに掲載の内容の引用です。

 ​【僕は長い間、小説を書いて生活してきたわけですが、本を出すたびに、さまざまな意見や批評が寄せられました。好意的なものもあり、批判的なものもありますが、その中にはどうみても事実誤認、誤解としか思えないことも少なからずあって、そういうのってちょっと違うよなとか思いました。でも、こっちもまあ忙しいし、一つひとつ「それは違うよ」とか反論しているわけにもいきませんから、柳に風とサクサク受け流していたのですが、今になってみると「それでよかったんだな」と実感します。というのは誤解も間違いも偏見も、年月が経過するとみんな自然にばらけて、溶けて、まるごとひとつの気分みたいなものになってしまうからです。そしてそのひとつになった気分って、基本的にというか総体的にというか、不思議に「なるほどな」とか思わず腕組みしてしまうんです。 みなさんも他人から誤解され、場合によっては非難されて、腹が立ったり落ち込んだりした経験はおありじゃないかと思います。でもね、あまり気にしないほうがいいです。時間がたてば、すべては溶けて丸まって、落ち着くべきところに落ち着きます。もちろん中にははっきり反論すべき誤解もあるでしょうが、もしそれほど大したことじゃなければ、僕みたいに適当に受け流しているのがいちばんじゃないかな。あとは時間がうまく解決してくれます。時間は偉大です。頑張ってくださいね。】​

​ 個人的にこの言葉を聞いて思い出したのは、本帰国を決めるきっかけにはった本社社長との短い電話でのやり取りでした。それは明らかに私に対する誤解と思う一言に反論したり言い訳したりする気持ちは一瞬で薄れました。勿論、誤解を受けるこちらにも非がある訳だし、言葉を重ねる事によって更に感情のもつれが生じるのではと危惧した事もあります。そして本帰国して1年3か月が経ち、村上氏の言葉通り「時間は偉大だ」を実感します。少なからずの不安を抱えての本帰国でしたが「案ずるより産むが易し」で在星時よりも故郷で充実感のある生活が送れている気がします。


​YouTubeの画像から。​​

 ところで村上氏の選曲の良さですが、2月に流れたロバータ・フラック(1937-2025 2月)のカバー曲で「Fugees」が歌うラップ調の「Killing me softly wih his song」は学生時代によく聞いていたオリジナルを超える名曲に思えました。さてさて、来週の特集はと期待が高まります。
 ​






お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2025.04.01 11:47:22
コメント(0) | コメントを書く



© Rakuten Group, Inc.
X