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テーマ:政治について(21435)
カテゴリ:シンガポールから日本のこと。
今朝のNHK「日曜討論」のテーマの1つが2026年以降の実施に向け制度の設計着手が行われる「給付付き税額控除」についてでした。番組内では具体的な情報が少ないため放送後に検索すると「寺田税理士・社労士法人」のサイトがあり【「物価対策として自民・公明・立憲民主党の3党が導入に向けた協議を開始したことで注目を集める新制度。従来の減税では恩恵が届きにくかった所得の低い非課税世帯にも現金給付という形で支援を届けることを目的とした「減税」と「給付」の併用策」】と分かりやすい説明とサイト内で年収と家族数を入れると減税額や給付額がシミュレーション(4万円給付案)も出来ます。ただ日曜討論の出席者からはこの制度が実際に始まるには数年かかるという意見もあり、果たして来年に実施があるのか、それまでは7月の参院選で公約にあった一律「2万円」の給付になるのかは全く不透明です。
![]() いくつかサイトを見て「経済新聞」のグラフが簡潔で分かりやすい気がします。非課税世帯で10万円、5万円納税世帯で5万円の給付、15万円納税世帯には10万円の減税(給付金は無し)で平等感があるように見えます。世界でこの制度を実施している例としてカナダ、ニュージーランド、シンガポールがあるようです。個人的に20年住んだシンガポールは弱者に対して手厚い保護があると思っています。 余談ですが、番組内で大学生の中でも新NISAを始め老後の2千万円問題に対処する動きがあって、これは決して悪い事ではないけれど若いうちは貯蓄よりも自分に投資するという事も大切なのではと意見がありました。そもそも政府が発表した(国民を不安に陥れた)「年金だけでは老後の生活は賄えない」がどれだけ国民に浸透して漠然とした不安を煽っているかという事です。もし近い将来に男女の賃金差を無くし、勤務年数等によって老後をしっかり賄える社会保障制度を国が確立すれば、安心して自分に投資、消費も伸び経済に活気をもたらし、ひいては国民と国が豊かさを実感し発展する事が出来るのではと考えます。 「給付付き~」について国民のアンケートの1つに「政府は取り上げるのは早いが給付は遅い」というのがあってその通りだと思いました。政治家もよく「スピード感を持って」とインタビューに答えていますがスピード感という言葉の意味を知らないのだなぁと・・。昨日の総裁選で高市氏が初の女性総裁になった事を一女性として応援したい気持ちです。氏の「景色変える」という言葉通り景色が目に留まらないほどのスピード感で日本の失われた30年を取り戻して欲しいものです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.10.05 11:50:29
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