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2026.05.13
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カテゴリ:本帰国で再発見!


 一昨日のネットの記事に来月10日にNHK出版新書で刊行の「英吾史で解く英文法の謎 堀田隆一著」の記事を見てサブタイトルの「なぜ3単現のSをつけるのか」に目が釘付けになりました。長く小中学生に英語を教え現在も週3回教えていますが、中一の英語で一番重要なポイント「主語が3人称・単数、現在形の肯定文には一般動詞にSをつけ否定文には~doesm't 、疑問文にはDoes~を使う」と教えても私自身「なぜS?」と理由を考えた事がなくそれが日本語と違う英語のルールだからと思っていました。

 ネットの記事には著書にある「英語にまつわる24の疑問の解説」の1つ「なぜ3単現のS~」を特別に刊行前に公開していて、驚くのは今から1000年以上前の「古英語」の時代には現在よりもっと複雑なルールがあったことです。



 「leorn(古英語のl学ぶ:learn)を例に図解していて、3つの人称、単数・複数、現在形・過去形で12通り(具体的には7通り)の区別があったようです。現在の英語では全部で3つ(原形、3単現のSと過去形)と簡略化されています。

 古英語で複雑な分類を守り続けた理由として人称・数・時制によって確実に表現したいという意図があった事を挙げています。それでは現在形の文で何故3単現在のS以外が消滅したのかについて弱く発音される語尾が消滅するという宿命を負っていた事と最初は「ーath」だった3人称・単数の語尾がイングランド北部方言で使われていた「(e) s 」が優勢になり他の子音に比べて強く発音される「s」が摩耗しにくい音だったからと説明があります。

 なるほどという感じです。そして著書の紹介の最後に「イングランド東部のある方言にはむしろ3単現のSをつけないルール」も存在しているようです。そしておよそ150年間英国の植民地領だったシンガポールの英語(中国語の影響を受けシングリッシュと呼ばれています)も3単現のSをつけないのが多数派でした。

 何だか教える時に目くじらを立てて「3単現のSを忘れてる!」と言わなくてもいいような気持ちにもさせられる(勿論英語のテストのために必須です)興味深い一冊で教える立場としての「豆知識」として購入して読むつもりです。





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最終更新日  2026.05.13 12:03:06
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