ネッピオーロのクローン品種「ランピア」と「ミケ」で造る「バローロ」&「ブラッドオレンジ」
先月25日のエノテカでの「イタリアワインの王バローロ グレートヴィンテージ2019年テイスティング会」は8種類のDOCGの飲み比べでした(①~⑧まで値段準に7,480円から48,400円まで) アルコール度数 14.5% 売値14,300円 8種類の中で一番面白いと思ったのは⑤のワイン名「バローロ・ラヴェーラ」でした。樹齢80年のネッピオーロのクローン品種である「ランピア(60%)」と「ミケ(40%)」をブレンドしたワインでエノテカのワインノートには「他のバローロとは一線を画しフレッシュでブルゴーニュワインにも通じるエレガンスと複雑さを備えた優美なスタイル」と書かれています。グラスもブルゴーニュ用に注いでもらいました。エノテカのスタッフによると使用した葡萄についてここまで情報を出す生産者(エルヴィオ・コーニョ)は珍しいのではという事で、この生産者に対する信頼度のようなものが増す気がします。 ところで8種類のバローロの中4種類の<香・味わい>の説明に「ブラッドオレンジの生き生きとした果実のアロマ」というのがあり、初めて聞くブラッドオレンジについて尋ねるとシチリア島原産のオレンジジュースで、エノテカのすぐ近くにあるショッピングモール「円山クラス」のイオン店で販売していると教えて貰い早速購入しました。冷凍された状態で(常温で戻すそうです)千円台のジュースは高級品ですが、やはり血の色のようなオレンジ(ブラッドオレンジ)の凝縮感と旨みは優れ物、何かカクテルを作ってみたいと思わせてくれる逸品です。