「花押」って人柄までも表しているんですね @ 「豊臣兄弟!NHK全国特別巡回展」
8月5日(水)までNHK札幌で開催の「豊臣兄弟!NHK全国巡回展」に昨日行ってきました。日曜の夕方のせいか込み合う事もなくゆっくりと1時間くらいかけてパネルの説明を読み進みました。展示で目を引いたのは第4話に登場した「桶狭間の戦いの軍議で用いられた地図」で碁石を配し兵の動きを確認したと説明にありました。特に戦国時代の歴史小説を読むと兵糧攻めも含め周到な作戦に「勝つ」ための執念のようなものも感じます。頂いたファイルの裏には「大河ドラマ過去作品一覧」が印刷されています。豊臣兄弟は65作目。 パネルを一通り見て入口近くに戻ると「花押」のスタンプが押せるコーナーがあって用紙を受け取り「秀長」「秀吉」「信長」「家康」と順番に丁寧に押しました。どう見ても秀長と秀吉の花押が複雑で立派な感じがします。スタッフが気軽に「大河見ていますか?」とか「もし良かったらコメントを書いてアンケートに答えて下さい。ファイル差し上げますよ」と声をかけてくれてコメントには要潤さん演じた「明智光秀」や松下洸平さん演じる「徳川家康」の演技に特に惹かれた事を書きました。 帰宅してやっぱり花押の事が気になって検索すると、中国から10世紀頃の平安時代に伝わった直筆のサインで最初は貴族の間で使われていたのが鎌倉時代になって武士の間でも使われるようになったようです。それぞれの武将の花押のモチーフについても説明があります。「信長」・・平和な世に現れる聖獣「麒麟」の「麒」の字がモチーフ(そう言えば2020年の大河は麒麟がくるでした)「秀吉」・・生涯で7度以上花押のデザインを変えていますが羽柴秀吉を名乗っていた時は「吉」の字をベースに大きく崩した形を使っていたそうです。「秀長」・・「長」の字をモチーフにしていますが「本人の権威や地位の高さを表すように紙面からはみ出さんばかりに大きく絶対的な存在感を放っていた」と説明にあります。 そして意外にあっさりとした「家康」の花押は・・?「家康」・・上下2本お横線に明朝体の「義」の文字が入っています。これは「徳川判」と呼ばれ後の江戸幕府の将軍家へ基本形となって引き継がれたようです(大義名分や大儀であったという言葉を思い出します) ふと気になって「義」と「儀」は同じ意味?と調べると違うようです。「義」は人として守るべき正しい道や道理で「儀」は形に表した作法や礼儀の事とあります。徳川幕府が「義」を重んじておよそ270年も続いた事に納得がいくような気がして来ました。