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2007年07月12日
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カテゴリ:-戯言-
最近、古本屋で見つけた『魔法使いと賢者の石の本当の話』(二見書房)福知怜著を読んでいる。
現代に生きる人間は、良く『科学が進んだこの時代に魔法なんてあるわけない』と言う。
だが…
科学の源になった錬金術。
それは魔法使い達がこぞって探求し、研究、実験した成果が錬金術であり、
今で言う科学ではないのか?

この本を読んでいると、あいまみえないハズの科学と魔法の不思議な関係を感じる。

魔法使いが『賢者の石』と言う強大な力を持とうと研究した事で、
文明が発展し、医療さえも進歩させ、また、様々なおとぎ話や伝説が語り継がれている。
魔法使いとは、学者であり、医者であり、発明家。
つまりは、自然の力を加工させ、様々な力に変えられる科学者だったというお話。
全くもってその通りだと。

その反面、海を割り、死者を生き返らせ、
今の現代科学を持ってしても理解不能な出来事までも成し得た魔法使いの話は多い。
それは結局のところフィクションだからか?偶然か?それとも真実か?

彼らはそんな大きな力をもっているのに、何故滅びたのだろうか。
魔女狩りや、魔法が使えない人間からの虐殺があったとは云え、
敵を倒すなり、逃げるなり出来たのではないか?
魔法を使えば、世界を思うが侭に導き、
そして科学よりも遥かに発展した快適な生活を送れたのではないのか?

やはり、魔法などと言うものは存在しないのだろうか。
はたは、魔法の力よりも、ただの人間の狂気の方が恐ろしいものだったと言うコトか。





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Last updated  2007年07月12日 23時47分25秒
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