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とある代表の独り言

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2017.10.20
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カテゴリ:本まに好きやねん
獅子は我が子をわざと谷底につきおとす。

はげしい気迫である。きびしい仕打ちである。

だが そのきびしさのなかで、幼い獅子は決してへこたれない。

必死である。真剣である。

そして、いくたびかころび落ちながらも

一歩一歩谷底からはい上がる。

はい上がる中で、はじめて自立を会得する。

他に依存せず、みずからの力で歩むことの大事さを、

みずからの身体でさとる。

つまり自得するのではある。

そこから獅子本来のたくましさが芽生えてくる。


自得するには、きびしさがいる。勇気がいる。

ときには泣き出したいような、途方にくれるようなこともあるだろう。

泣くもよし。

嘆くもよし。

しかし 次の瞬間には、新たな勇気を生み出さねばならない。


きびしさこそ、自得への第一歩ではないか。

たくましい自立への道を、みずからさとる貴重な道しるべではないか


勇気を出そう。

元気を出そう。


激動する世界の中で、日本の国も容易でない。

だから 、おたがい、一人ひとりも、決して容易でない。



自得へのきびしい日々を覚悟したいものである。


松下幸之助著

「PHP道をひらく」 より





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Last updated  2017.10.20 12:33:11
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