SUPER AGURI復活か? 鈴木亜久里氏がF1復帰に関心
SUPER AGURI復活か? 鈴木亜久里氏がF1復帰に関心5月6日16時47分配信 ISM ちょど1年前、資金難のためF1撤退を発表したSUPER AGURIのチーム代表だった鈴木亜久里氏が、F1復帰に関心を示していることが明らかになった。現地時間(以下、現地時間)6日、『ロイター』通信が伝えている。 鈴木亜久里氏は6日の『サンケイスポーツ』に対し「体力的に可能なら(F1再挑戦を)やりたいよね」と語り、F1復帰に興味があることを明らかにした。 SUPER AGURIは2006年からF1参戦を開始し、佐藤琢磨をエースにHondaエンジンを使用する純日本チームとして戦っていた。しかし昨シーズン序盤、期待されていた大型スポンサー契約がまとまらず、さらに支援していたHondaも長期間の援助を提供する用意がなかったため、F1からの撤退を余儀なくされた。鈴木氏はちょうど1年前の5月6日の撤退発表会見で「(F1は)ピラニアだらけのクラブで、もう一度指を突っ込みたくはない」と語っていた。 その後、世界的な経済不況がF1界に大きな打撃を与え、昨年末にはHonda自身も自動車販売不振によるコスト削減のためF1から撤退した。 しかし、先週4月30日にFIA(国際自動車連盟)が新レギュレーションを発表し、来シーズンは年間4,000万ポンド(約58億4,500万円)の任意のバジェットキャップ(予算制限)を設定し、小規模チームがフェラーリやマクラーレン・メルセデスのような大予算チームに対抗できるようにした。設定された予算制限額は一部のチームの現行予算の約4分の1でしかないが、予算制限を受け入れるチームには無制限の予算を使うチームよりも大幅な技術的自由が認められることになる。 また、FIAは来季のグリッドを3チーム分増やすことも明らかにし、今年よりも6台多い26台が参戦可能になる。