広島カープ考察

2014/02/08(土)22:58

番外編 オリックス構想外選手 pick up

野球(518)

 『鉄平』  それでは今回からは新シリーズの『構想外選手 pick up』を始めたいと思います。 そもそもこのシリーズはどういう意味か分かりにくいと思いますので説明させていただきますと、各球団の戦力分析に名前は挙がらなかったものの、個人的にちょっと興味を引いた、もしくは注目してみたいと思った選手を取り上げてみたいと思います。 まあ実際は昨年の春の段階で誰もが見切りをつけていた永川をまだやれるということを書き、それが本当にセットアッパーへと復活したことに気を良くしたというわけですが。 ただし、中には無理やり外したような選手もいますので、そこはどうかご了承ください。 記念すべき第1回はオリックスバファローズから始めてみたいと思います。  この選手は野村楽天時代の3番を務めていた巧打が売りの外野手で、2009年には首位打者を獲得したこともある打撃センス抜群の選手であり、更に盗塁数もずば抜けて記録するというタイプではありませんが、そこそこ盗塁を敢行していく足も持っており、2009年と2010年の2年間はOPSがそれぞれ.895、.855と素晴らしい打撃成績を残していました。 ところが、2011年に統一球(違反球)が導入されて以降、突如打撃成績が悪化し、3年間の打率は.288、.250、.241と完全に低迷してしまい、更に聖澤や島内、牧田らの台頭と岡島の外野手への完全転向に伴い、構想外となって後藤とのトレードでオリックスへと移籍することになりました。  さて、焦点となってくるのは鉄平は復活できるのかということです。 まず鉄平が主力を務めていた2009年、2010年の打撃内容を見ていきますと、ミート力は6.53、8.44という数字を残し、選球眼は.618、.930、ISOPは.177、.146と意外にも高めの数字で、実はそれ以前のISOPの数字でも.133、.110と基本的に.110以上を越えてくる選手のようです。 また、ミート力や選球眼は高い数字を記録しており、しかも全盛期の2年間は中距離打者の範疇に入る長打力をも持っている選手ならばOPSが.800を越えるのも納得です。  しかし、それ以降の2年間はミート力こそ7.00、7.00と高い数字を記録しているものの、選球眼が.405、.244とあまり冴えず、ISOPも.044、.051と長打力の部分で急落している傾向が見て取れます。 何となくですが、本来のパンチ力のある打撃や球を見ていく姿勢を見失い、ダボハゼのように何でもかんでも打ちにいく傾向になっているのではないでしょうか。 足の速い選手がFBタイプの打者でありながらゴロを打たせる打撃をしようとして本来の持ち味すら失ってしまってぐちゃぐちゃになってしまうパターンではないかと感じます。 広島では主に赤松や一時期の天谷、古くは福地がそれに該当するのではないかなと思います。  それでは昨年はどうだったのかを見ていきたいと思います。 昨年は打撃成績こそ奮いませんでしたがミート力は6.636と高い数字を維持しており、肝心の選球眼は.682と全盛期の頃の数字へと戻してきています。 そして肝心の長打力ですが、ISOPは.082と徐々にではありますが、.100付近に戻してきており、しかも統一球で反発係数が低くなっていることを考えると良かった頃の状態へと戻ってきているのではないでしょうか。  鉄平の成績を見ていると、昨年永川はまだ終わっていないということを感じたのと同じ印象を持ち、今年十分に復活を期待できる選手ではないかと思われます。 オリックスの外野陣は糸井以外は流動的で、鉄平にも十分スタメンのチャンスはあるはず、案外この選手が中軸に座っているかも?しれません。 期待度:A(かなり期待できそう) 低カロリー 雑炊 ぞうすい ダイエット dietローカロリーな雑炊や麺が14食入り&ダイエット茶付...価格:1,980円(税込、送料込)

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