2020/09/01(火)23:13
61戦目
『焼き畑投手起用』
本日の広島は0-5で中日に敗れました。
先発九里は先頭にヒットや四球を与え、併殺打に打ち取った後でも四球、ヒットとピンチを招くなど危うい部分は見え隠れしたもののピンチを凌ぎますが、5回に1失点、6回に先頭平田にヒットを浴びると、再び3ボールと苦しくしてフルカウントの末にアルモンテにヒット、ビシエドの内野ゴロの間に失点と、正直あまりパッとしていない中日打線だから粘れたのかなという部分はありました。
この後の事を考えれば寧ろ違う球団と対戦して失点していた方が良かったのかな?と感じさせられる事態が起こることとなりました(14:10:0、内F1)。
二番手ケムナは151キロの直球で押して三振を奪いました。
一方野手陣は大野の前にメヒアと代打坂倉のヒット2本に終わるなど貧打に終わりました。
対大野ということで右打者を並べたのかもしれませんが、そもそも大野は対左の方が.247と対右の.194よりも打たれており、昨日の大山での前進守備といい、データや状況判断といった部分が欠落しているとしか思えない起用となりました。
それでも今日の試合はそんなことを吹き飛ばしても良いぐらいの投手起用でした。
結果的に九里は142球というとんでもない球数を放ることとなり、継投も何故か最近全く登板のない矢崎ではなくケムナというのも不可解な起用となりました。
142球などこの球数まで行って良いのはノーヒットノーランか完全試合中である時ぐらいでしょう。
ましてや勝っているわけでもなく、負けてる試合でここまで無理をさせる必要があるのか?
しかもブルペンにはここ最近全く投げていない(全く登板機会がないならないで問題ですが)矢崎も控えていた状況、早速ファンの間では批判の嵐が殺到していますが、当然でしょう。
正直言って昨季から投手コーチとしての運用や起用に疑問符をつけていたのですが、改めてそれが確信へと繋がった一戦となりました。
このままこの人が監督を務めていれば投手陣が焼け野原となるのは確実でしょう。
野手についても西川がコンディション不良にもかかわらず試合に出し続けて遂に登録抹消、堂林にも代走を出さずに出し続けるなど選手への配慮の欠片もない起用がありました。
試合についての記事では采配について云々書くことがありますが、そんなことが霞むぐらいであり、これはかなりマズイ人物を監督に据えてしまったのかもしれません。
仮に即戦力投手2枚を幸運に獲れたとしてもこの監督の下ではすぐに酷使されてしまいかねないでしょう(既に森下や遠藤が酷使気味)。
キツイ言い方になりますが、まるで人材使い捨てのようなブラック企業ともいうべき運営をしていると言わざるを得ないでしょう。
最後になりますが、もう7月ぐらいから「このチーム状態で優勝は無理」だとし、来季に繋がる起用をするべきだと言ってきましたが、今日昇格してきたのがメヒア、先日は白濱という何ともがっかりさせられる昇格です(メヒアは打ちましたが)。
せめて来季に繋がる起用をしていかなければこのまま意味もなく、投手や野手を疲弊するだけの何の収穫もないシーズンになってしまうでしょう。
「対大野」11:4:1、内F1
野球太郎 No.033