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カテゴリ:野球
『指名順が明らかに』
それではもう少し現役ドラフトについて掘り下げてみたいと思います。 まず現役ドラフトでは指名順を決める際の事前の投票で最も票を集めた球団が1番目の指名権を得ることができ、その球団が指名した所属先の球団が次の指名権を得て同じく指名していきます。 ただし、球団が既に指名の終わった球団に所属している選手を選んだ場合、再び事前の投票で票を集めていた球団が指名権を得て先に指名することができるというシステムになっているようです。 その上で事前の投票で票を集められなかった場合、順位によるウェーバー順で決まるという結構ややこしい方式で行われたとのことです。 そして2巡目以降は希望制ですが、希望する所属先の球団が指名を下りてしまっている場合は指名することができない仕組みとなっているようです。 続いて実際の指名順ですが、まず日本ハムが西武の松岡を指名、続いて西武が阪神の陽川を指名、続いて阪神がソフトバンクの大竹を指名、続いてソフトバンクが日本ハムの古川を指名しました。 ここから票を集めていたと思われる広島が巨人の戸根を指名、巨人が楽天のオコエを指名、楽天が広島の正隨を指名します。 ここからは票を集めていたのか、はたまたウェーバー順となったのかは不明ですが、先に中日が指名して横浜の細川を指名し、横浜が中日の笠原を指名しました。 ここからは恐らくウェーバー順が濃厚で、千葉ロッテがオリックスの大下を指名し、オリックスがヤクルトの渡辺を指名、最後のヤクルトが千葉ロッテの成田を指名する流れとなりました。 情報では2巡目指名を希望する球団が現れたものの、その所属先の球団が指名を下りてしまっていた為に指名することができずに実施されることはありませんでした。 まず個人的に賛否両論ありそうだなと感じるのは「先に指名権を持ち、その球団から指名された球団が次に指名権を得る」という点、個人的には単純に「票を集めた順番に指名していき、同数もしくは票がなかった場合はウェーバー順」という図式では駄目だったのかな?と感じました。 例えば最も票を集めた球団が4票、仮に次点の球団が3票だったとしても4票集めた球団から指名を受けた球団の方が3票集めた球団よりも先に指名できてしまうというのは少し不公平な印象を受けてしまうのでは?と思います。 次に疑問に感じたのは「2巡目を希望しても希望する球団が下りてしまっては指名が出来ない」という点、これに関しては1巡目の仕組みと密接に関係してしまっているように感じます。 というのもこれだと「票を集めて最初の指名権を得る」目的で大量に選手を選出して票を集めるというやり口が出てきてしまうのでは?と思います。 実際に今回行われた現役ドラフトでは最低2人選出しなければいけないところを倍の4人も選出した球団があったとの事、4人出しても仕組みの上では1人しか流出せず、2巡目で希望せずに下りてしまえば流出せずに済んでしまいます。 こうしたことを防ぐ為にも2巡目を希望した球団は例え希望した所属先の球団が下りたとしても指名できるようにするのも一つの手なのでは?と感じます。 最後は完全エンタメの部分になりますが、「速報で指名情報を流しても良いのでは?」と感じた点、対象選手に配慮するという点は重々理解しています。 ただ結局はこのようにして一連の流れが明らかになってしまっていて非公開した意味合いが薄いのでは?と思います。 それに選手も13時に行われて17時まで4時間も待たされて気持ちをやきもきさせるよりは速報で流してあげた方が案外良いのでは?とも感じました。 ちなみにファンの私達も速報で流してくれた方が盛り上がるとは思います^^;。 初めて実施された現役ドラフトの一連の流れや話を一通り見て個人的に感じたことをまとめさせていただきました。 初めての行われた企画なのですから疑問に感じる部分があるのは当然の事、個人的には中々面白い結果となったと思うだけに、来年以降も是非実施してもらいたいなと思いました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2022.12.10 23:02:23
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