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カテゴリ:広島東洋カープ
『アカデミー練習生達の現在地』 本日はドミニカアカデミーから練習生として秋季キャンプに参加したブリトー、デロスサントス、オルティスの3投手について見ていきたいと思います。 まずは丁度良いタイミングで記事が掲載されていたので紹介したいと思います。 まずはブリトー、140キロ中盤の直球にスライダー、カーブ、チェンジアップ、スプリットと多彩な球種を制球良く投げ込み、クイックや牽制も器用にこなすらしく、これまでのドミニカアカデミー出身の投手にしては異色の存在と言えそうです。 こちらのyoutubeに紅白戦で登板した際の投球が掲載されています。 セットポジションから足を上げた後に結構長い時間静止し、二段気味のフォームから真上から振り下ろすまではいきませんがオーバーハンドの腕の位置から投げ込んできます。 個人的な印象としてはアジア人風な投球フォームをしているのが特徴的でしょうか。 左腕を上手く使って開きを抑え、トップの体勢時にはボールを持つ手は頭の後ろに隠れているなど実戦的な一面も見られます。 ただこの投手の課題はやはり体の線が細すぎるように見え、全体的に体を一回り大きくすることが必要ではないでしょうか。 また、トップの体勢時が典型的な後傾姿勢となっており、その結果として前に体重が乗っていかずに踏み込んだ際の前膝が折れたまままの状態で投げ終わっており、右足の跳ね上がりも弱々しい印象を受け、球速球威が課題とされている原因は間違いなくこの部分にあるのではないかな?と感じます。 しかしながら2.5軍でしっかりと体を逞しくして後傾姿勢を矯正して前足にしっかりと体重が乗る形にすれば球速はもっと上がるのではないでしょうか。 続いてはデロスサントス、記事によると最速154キロの直球とスライダー、チェンジアップ、フォークを武器とする右投手で、こちらのyoutubeに紅白戦で登板した際の投球が掲載されていました。 セットポジションから静かに始動していき、トップの体勢から豪快に投げ込んでくるタイプで、ドミンゲスもそのような印象でした。 ただ腕の位置は真上から振り下ろすタイプではなく、スリークォーターから投げ込んでくるタイプで、スライダーを評価されているのも頷けるでしょうか。 特別開きが早いとかタイミングが取りやすいとかそういった欠点もない印象で、こちらも投球フォームがしっかりしていると思いますが、ドラフト2巡目指名の佐藤同様に踏み込んだ前足の爪先が地面から浮いて踵体重になっており、もう少し重心を前にして爪先をしっかりと地面につけて踏み込む事ができればより力もつくのではないかな?と思います。 後はスライダーを更に活かす為にも逆方向に曲がるツーシームの習得も目指して欲しいところで、左打者対策としてもツーシームが必要ではないかな?と思います。 最後にオルティスですが、こちらは過去記事にて個人的な印象を書かせてもらっていますので、是非ご覧いただければと思います。 新たに来日してきた練習生3人ですが、来日してきた当初のバスケス(くふうハヤテへ移籍していきましたが)やロベルト、ラミレスら技術的にかなり未熟で荒削りな素材型だった野手の面々とは違い、案外投球フォームに課題だらけというわけでもないのが面白そうだなと感じました。 個人的にはブリトーは先発として育てていきたいタイプで、デロスサントスはかつてのミコライオのようなタイプを目指して欲しいところ、オルティスは記事にも出ていますがフランスアを目指して欲しいなと思います。 個人的に一番伸びしろを感じるのはブリトーで、体の線が細い実戦的なタイプが肉付けをしていく事で球速球威が伸びてエースへと駆け上がるルートに嵌りやすそうな投手(前田健太みたいな)と感じるので非常に楽しみです。 個人的には3人共育成枠での指名を検討しても良いのではないかと見ています。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.11.30 00:37:07
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