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カテゴリ:広島東洋カープ
『国内移籍は想定外?』 本日はFA宣言をしていた九里について見ていきたいと思います。 海外FA権を行使していた九里ですが、MLB挑戦ではなくオリックスへ移籍する事が決まり、国内移籍という結果となりました。 鈴木本部長は「驚いた。海外が駄目ならば宣言残留もOKとしていた」とし、「そういう希望ならば致し方ない」と話しています。 記事を読むと球団からしてみれば国内移籍は想定していなかったのかな?と思います。 ただ個人的にはMLB挑戦の割には代理人をつけたという情報もなかったですし、九里のコメントも「レベルアップしたい」というコメントで、当初からMLBだけでなく国内移籍も視野に入れていると書かれていた時点で恐らく内外問わず移籍が濃厚なのではないかな?と思っていたので特に驚きはありませんでした。 特にここ数年は同期の大瀬良よりも九里の方が活躍していましたが、どうも後塵を拝する形となっており、その辺りも本人からしてみれば不満だったのかもしれませんね。 丁度丸がFA移籍前年に契約更改であからさまに不満そうな表情をしていたのを思い出しますが、九里もそうだったのかも?しれませんね。 寧ろ9日からウインターミーティングが始まったばかりで、これから佐々木朗希や菅野、小笠原といった海外移籍を視野に入れている選手達の動向が本格化するだけに、それを待たずしてオリックスに移籍したという事は国内移籍の意向の方が強かったのではないかな?と思います。 また、球団も何となく残留してもらいたい気があったのかどうかと言われると、正直個人的にはかなり疑っています。 いずれにせよ、海外FAでMLB挑戦という形よりは国内移籍且つパ・リーグへの移籍の方が補償面でメリットがあるだけに、そちらの方が広島にとっては良かったのではないかな?と思います。 さすがに名前が挙がっていた横浜だとかなり痛いですが、オリックスならば良いのかな?と思いました。 現役ドラフトでは矢崎、九里がFAでオリックスへ移籍、床田もFA取得間近、森下もニュアンス的に来季オフにポスティングの可能性がありそうで、いよいよ投手陣にも世代交代の波が迫っているのかな?と感じます。 一方でサブ要員としての起用が見込まれるユーティリティー内野手の山足や27歳の便利屋的存在としての役割が期待される鈴木健矢、2年間のドラフトにて大学生投手の大量指名、大砲候補の大量指名、比較的若い助っ人野手の獲得があり、いよいよ球団も世代交代に本腰を入れようという事なのではないかな?と見ています。 新井監督が最終戦にて「痛みを伴う」と発言していましたが、どうやらやはり世代交代を推し進めるという解釈で良いのではないでしょうか? 九里がオリックスへ移籍してしまう結果となりましたが、前述の通りあまり残留して欲しいという風には見えなかったのはFA残留した選手らの現状があるのかな?と思います。 正直言わせてもらいますと、大型契約で残留した選手らで金額に見合う活躍をしたと言い切れる選手は菊池ぐらいで、大瀬良は今季は大活躍を見せましたが過去2年はイマイチ、よく槍玉にあげられる會澤、田中、松山らは槍玉にあげられる通りお世辞にも活躍しているとは言い難く、残留してもらった恩義や広島という球団の体質から扱いに困ってしまっているのが現状です。 ましてや投手だとやはり30半ばに差し掛かるとどうしても下り坂になっていくだけに、その選手に高額な年俸を提示するというのは資金力が豊富ではない広島ではやはり厳しいでしょう。 個人的には広島という球団はFA権を取得した選手は移籍していくであろうというスタンスを取った運営をしていく方が良いのではないかな?と思います。 ですので床田や坂倉も残念ながら移籍するものと考えた方が良く、今のうちに彼ら2人の後釜となり得る選手をしっかりとドラフトで確保する事が先決ではないでしょうか。 何なら床田に関してはMLBに興味があるのならばポスティング移籍を勧めても良いのでは?とも思います(MLBからの多額の譲渡金が期待できます)。 そういった意味では2年間で常廣、高、滝田、佐藤、岡本と先発を任せられる大学生投手を確保したのは大きく、2022年の斉藤も秋季キャンプで見て太鼓判を押させていただいており、十二分に世代交代していけるのではないかな?と期待しています。 打者では佐々木や渡邉、仲田と期待できそうな打者が揃いつつあり、末包や田村らが成長して小園や矢野と合流していければ投打共にしっかりとした次世代の布陣が出来上がるはずです。 結局佐々岡政権で世代交代を敢行できずに今日まで来てしまっただけに、残念ながら今の主力組(床田、森下、栗林、坂倉ら)は立て直し期間中に働き盛りとなってしまったのは気の毒ではありますが、そこは割り切っていかねばならいのではないかと思います。 最後に補償ですが、鈴木本部長は「リストを見てから決める」と話しており、現状68人ですが獲得すると69人となりますが、その辺りはどうするのでしょうか? ただ本当に驚いた(個人的には疑っていますが)のだとすれば九里が残留したらどちらにせよ69人になっていただけに、人的補償もあり得るのかな?と思います。 仮に人的補償を選ぶのだとすれば若手投手ではないかな?と思います。 個人的には椋木、本田、小木田、佐藤、才木投手らが漏れていれば選ぶのかな?とは思いますが、そもそも九里が残留すると思っていなさそうなので金銭補償になる可能性もあると思います。 現役ドラフトが終わり、もう何もないかな?と思っていた矢先に九里のオリックス移籍が決まり、寂しい気持ちと新しい楽しみができ、今年のオフも結構最後まで見逃せませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2024.12.13 00:25:41
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