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カテゴリ:海外リーグ野球
『最終調整と新勢力』 今回は中国とフィリピンの野球について見ていきたいと思います。 まずは中国、twitter情報(1、2)ではカリフォルニア(CWL)のウインターリーグにWBC予選に参加する中国代表が参加する事が判明しました。 WBC予選の会場となっているアリゾナに向かう前にCWLのフルシーズン(1月20日~2月17日)に調整や強化も兼ねての参戦となります。 昨年は常州にあるMLBDCが参加しており、中国の有望選手が海外遠征でしっかりと実戦を積む機会を得る事ができており、沖縄のジャパンウインターリーグにも参加するなど野球代表の強化にかなり積極的な動きを見せていますね。 今年はアジア野球選手権大会も台湾ではなく中国で開催となり、今後の発展にかなり期待できそうですね。 続いてはフィリピン、こちらはアメリカ及び海外でプレーしているフィリピン系の選手の育成を主に行っている団体があり、そのtwitter情報によれば今夏からのカリフォルニア大学リーグに加盟する事が発表されました(twitter)。 既に参加したい選手に向けて募集も始まっているようで(twitter)、参加する選手の紹介も始まっているようです(twitter、twitter)。 今回のWBC予選には招待されなかったものの、今後の国際大会に向けてフィリピン系選手の招集は欠かせず、彼らのような選手達がプロ入りする事でフィリピン野球の強化も望めるのではないかな?と思います。 ちなみにチェコも次回のWBC本選に向けてチェコ系アメリカ人選手のトライアウトも行っており、中国もWBC予選では中国系アメリカ人が招集されています。 理想で言えば本国の選手中心にしつつも強化の為に~系選手を招集して代表強化を行うのは国際大会で結果を残す為には避けては通れないでしょう。 本国の選手と同じ活動を行う事で本国の選手達から受け入れてもらう事も非常に大事な事ではないかな?と思います(イタリアのようにWBC本選という事で即席のようにイタリア系アメリカ人を揃えて臨んでも受け入れてはもらえない事は容易に想像がつきますので)。 実際、フィリピンではこの団体で活動を行っていた方が母国に帰って代表チームを率いており(twitter)、しっかりとフィリピン野球連盟と連携が取れており、実際に昨年開催された東アジアカップでは見事に優勝を果たしました(twitter、記事、twitter)。 中国はCBLのプロ化に向けた動き、フィリピンでは国内リーグが再始動した上に佐賀インドネシアドリームズへのフィリピン人選手の参戦、そして当該団体による育成などによって力をつけつつあります。 他にはパキスタンがプロ野球リーグの創設やbaseball unitedの誕生で強化が期待できそうであり、日本韓国台湾に次ぐ第二勢力の強化が見込めそうです。 アジア野球がより盛んになる為にはまずこの第二勢力の国々の底上げが必要だと思うだけに、今年は更なる普及や発展に期待したいところです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2025.01.05 00:00:08
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